気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「たてがみ」はどこの毛だ?

たてがみ」がどこの毛なのか。人生で疑問を持ったことはなかったな。ぼくは、ライオンの顔周りの長い毛、あれを「たてがみ」と呼ぶのだと思っていた。

上に引いた『ビジュアルディクショナリ−英和大辞典』によれば、「たてがみ」とはぼくの思ってた通りで良いみたいだ。つまり、ライオンの顔周りの長い毛は、みんな「たてがみ」だということになる。

でも、疑問を感じさせる記述もある。

これだと、顔の周りの毛は、たぶん「頭髪」(?)ということになるんだろうと思う。「たてがみ」と「頭髪」は違うんだという説だな。これはこれで納得のいく話。つまり、ぼくは人生ずっと間違えていたということになりそう。

気になっていろいろと見てみたよ。

『世界大百科事典』では、頭にあっても、頸にあっても「たてがみ」で良いらしい。

でもね。異説を唱える国語辞典も多い。たとえば『新明解』(第七版。この前から八版が行方不明だ^^)をみる。

たてがみ
ウマ・ライオンの、首の後ろに生えている毛。

「首の後ろ」じゃないといけないんだよ。頭はだめなんだ。

『岩波国語辞典』もみる。

たてがみ
馬や雄ライオンの、うなじから肩近くまで生えている長い毛。

こちらでもやはり、頭の毛は「たてがみ」と呼ばないのだと主張している様子。

「動物学」的(?)にどうなんだろう。たぶん、頭の毛はたてがみと呼ばないというのが通説である気もする。つまりぼくは生れてからずっと間違えていたんじゃないかな。

詳しい方がもし読んでくれたなら、ぜひ教えてください。


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