「たてがみ」がどこの毛なのか。人生で疑問を持ったことはなかったな。ぼくは、ライオンの顔周りの長い毛、あれを「たてがみ」と呼ぶのだと思っていた。
『ビジュアルデイクショナリー英和大辞典』のmaneは頭部を指してるな(OALDでは頸部のみを指していた)。どうやら頭の毛もたてがみと呼んで良いようだ。 pic.twitter.com/iPMjItbLBf
— maeda, h (@torisan3500) 2022年5月17日
上に引いた『ビジュアルディクショナリ−英和大辞典』によれば、「たてがみ」とはぼくの思ってた通りで良いみたいだ。つまり、ライオンの顔周りの長い毛は、みんな「たてがみ」だということになる。
でも、疑問を感じさせる記述もある。
maneってのは「たてがみ」のこと。で、たてがみって、この部分のことなの? ぼく、半世紀以上勘違いしてたかも… pic.twitter.com/5ZbF4j11w6
— maeda, h (@torisan3500) 2022年5月17日
これだと、顔の周りの毛は、たぶん「頭髪」(?)ということになるんだろうと思う。「たてがみ」と「頭髪」は違うんだという説だな。これはこれで納得のいく話。つまり、ぼくは人生ずっと間違えていたということになりそう。
気になっていろいろと見てみたよ。
世界大百科事典には「哺乳類の頭や頸、ときに背筋にある長い毛の束の俗称」とある。頭の毛もたてがみと呼んでいいのかな?
— maeda, h (@torisan3500) 2022年5月17日
『世界大百科事典』では、頭にあっても、頸にあっても「たてがみ」で良いらしい。
でもね。異説を唱える国語辞典も多い。たとえば『新明解』(第七版。この前から八版が行方不明だ^^)をみる。
たてがみ
ウマ・ライオンの、首の後ろに生えている毛。
「首の後ろ」じゃないといけないんだよ。頭はだめなんだ。
『岩波国語辞典』もみる。
たてがみ
馬や雄ライオンの、うなじから肩近くまで生えている長い毛。
こちらでもやはり、頭の毛は「たてがみ」と呼ばないのだと主張している様子。
「動物学」的(?)にどうなんだろう。たぶん、頭の毛はたてがみと呼ばないというのが通説である気もする。つまりぼくは生れてからずっと間違えていたんじゃないかな。
詳しい方がもし読んでくれたなら、ぜひ教えてください。