ちなみに「なかの人」ではない。日経新聞に現れた単語だ。
大人(12歳以上)は500円、中人(6歳以上12歳未満)は200円、小人(6歳未満)は100円とする。 via 日経電子版
— maeda, h (@torisan3500) 2022年6月3日
都内銭湯、入浴料一律20円上げへ 12歳未満は22年ぶり:日本経済新聞https://t.co/7DjnMasMnD
ま、記事を見れば(記事における)「中人」の定義は明らかだ。「大人」と「小人」の間の人だ。
でもこの「中人」という言葉、あまり目にしないな。どうせ国語辞典にもないんだろう、と思ってた。でもちゃんと定義されている言葉だったよ。
日本国語辞典では次のような感じだ。
ちゅう‐にん 【仲人・中人】
(1)仲裁をする人。仲裁人。
(2)結婚の仲だちをする人。媒酌人。ちゅうじん。なこうど。
(3)貴族と庶民の間に位する人。
(4)大人(だいにん)、小人(しょうにん)に対応して用いる語で、大人と幼児の中間の小・中学生などをさしていう。
ちなみに日本国語大辞典は、古くから存在した意味から掲載している。すなわち「大人小人の間」の意味は、わりと最近生れた様子(残念ながら用例と用例採用年が記載されていないので、いつ頃からある言葉かはよくわからない)。
小型辞書にも掲載されている。たとえば岩波国語辞典では次のような感じだ。
ちゅうにん【中人】
成人と幼児との間の年齢層。年齢によって料金などを変える場合に、小・中学生などを指す。
つまり「ごく普通」の言葉なんだなあ。ぼくは使ったことがないよ。
でもなんだね。同じ「中」の字を使うのに「中人」と「中年」では、意味がすっごく違うんだね。勉強になったよ。
尚、同じ字でも「ちゅうじん」と読むと意味は全く異なるみたい。こちらの意味はみなさんにおまかせします。