気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

ハイブラウ(追記あり)

やや冗談めかした文脈で「ハイブロー」という言葉を使うことがある。この「ハイブロー」、広辞苑で見ると「ハイブラウ」への空項目になっているのが面白い。

で、「ハイブラウ」は次のような感じ。

ハイブラウ【highbrow】
(ハイブローとも)(1)学問・教養のある人。知識人。また、知的で高尚なさま。(2)知識・教養を鼻にかける人。

意味に異議はない。でも「ハイブロー」ではなく「ハイブラウ」が、辞書的には正しい(?)のだなあ。世界大百科事典なんかでも「ハイブロー」は「ハイブラウ」への空項目となっている。

ところでこの「brow」は「眉毛」だよね。なんで「high」な「brow」が「インテリ」の意味になったんだっけ?

新明解に解説らしきものがあった。

ハイブラウ(highbrow=ひたいの広い人)
ペダンチックな)知識人。ハイブロー。

ほうほう。「ひたいの広い人」の意味なんだね。ひたいが広い人は頭が良いってのは、日本でもたまに言うね。

でもね。browが高い位置にあると、ひたいは狭くない? 新明解がさらった流す「highbrow = ひたいの広い人」ってのが、すっごくわかんない^^。

うまく探せば、どこかにわかりやすい解説があるんだろうなあ。とりあえず手元の国語辞典ではよくわかんなかった。

highbrow = ひたいの広い人ってのはあたりまえだろ、ぼけ!」という方の「わかりやすい」解説を期待したりなんかしております。

ちなみにhighbrowの反対語はlowbrow。両者の中間はmiddlebrowらしいよ。

追記:

恥ずかしい間違いをしていたので追記。ぼくはbrowを「眉毛」と捉えて、それが額上の高い位置(上の方)にあることを「ハイブラウ」と呼ぶのだと思ってた。

「ハイ」というのは、上下ではない。「前の方に出ている」ということを意味するんだな。アイブラウが、立体的に前の方に出ていれば、引っ張られて額は広くなる。あるいは「アイブラウ」には「眼窩上隆起」の意味もある。いずれにせよ、目の上の部分が、前方に突き出しているのが「ハイブラウ」だ。

恥ずかしい見解を晒してしまったけれど、それはそのままにして、追記で対処しておきますm(..)m。


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