半世紀におよぶ人生で、たぶん「用船」という言葉を使ったことがないな。おそらく、辞書で引いたこともないはずだ。
多くの辞書にあるのは「ある目的のために使用する船」というような語釈だ。
「ある目的」ってなんだよなあ^^。「なお、このテープは自動的に消滅する」みたいな話かよ(笑)。あるいは、差別用語だかなんだかで、人には言えない役目を帯びているのか?
そんなことを考えた。でも実は、そんな考えは的を射ているのかもしれないよ。
新明解などだと「何かのために使う船」とそっけないんだけどね。日本国語大辞典なんかを引くと「人には言えない役目」が記されている。
曰く「貴族・大名などの御座船についてゆく用便のための船」。
ふうむ。もよおしたら「用船を呼べ」なんて言うのかな。で、「用船」は「ぼっとん式」(いや、海の上ならボットン=水洗になるのか?) だったんだろうか。
語釈はわかったよ(何かのために使う船、だ^^)。でも実際、どのようなものだったのか、かなりわからないね(^^)。