探してるんだけど、新明解と三省堂国語辞典、最新版が書棚のどこかに紛れ込んで見つからない。もう1ヶ月くらい探しているよ(笑)。
それはともかく。「妖精」とはなんだろう。新明解(七版)をみてちょっと驚いた。
妖精
(1)怪しい精霊。
(2)(西洋の伝説・童話などに出てくる)動植物や森・湖など自然物の精。たいていは小人の姿をしたもの。フェアリー。
(2)の意味は良いとして、気になったのは(1)。妖精とは「怪しい」精霊なんだろうか? おそらく新明解(ちなみに第三版も同じ語釈だ)は、「精霊」と「妖精」を区別するために「妖」=「あやしい」としたんだろうな。
でもそれは違うと思うんだよなあ。「精霊」とは森羅万象に宿る精神エネルギーのようなもので、同種のものが、人間の姿をしている場合を「妖精」と言うのではないかな。
つまり「妖精」の「妖」に、「あやしい」という意味はないように思う。
日本国語大辞典も「人間の姿をした自然物の精。西洋の昔話などに、不思議な術を持つ美しい女の小人として出てくることが多い。フェアリー」としている。
大辞泉もやはり「人間の姿をした精霊」と定義している。
すなわち。
少なくとも第七版までの新明海の定義は「間違い」と言っても良いように思う。第八版では語釈が変わっているのかどうか。
ちょっと本気で本棚探索をしようと思うよ(そのうちに…^^)。