気になる言葉 on 国語辞典

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「リスキリング」

最近、新聞でもよく見る言葉になった「リスキリング」。なんだか、いかにも和製英語っぽい言葉だけど、ちゃんとした英語だ。

rè・skíll
v.t.,v.i. 高度技術を再教育する.

OALDなんかにも載っている。

[intransitive, transitive] reskill (somebody) to learn new skills so that you can do a new job; to teach somebody new skills

imidasなんかにも載っている。

リスキリング[カタカナ語
[reskilling]【社会・生活】従業員の再教育.

暇な仕事をしているぼくは、一日平均で5時間ちょっとの勉強時間を確保できている。そういう暇人から見ると、「リスキリング、けっ!」ってな感じはする。ただ、今回のブログ記事はそんなことを言うために書いたのではない。

ぼくは「リスキリング」と言われると「リスク」の語が頭に浮かび「あえて火中の栗を拾う」みたいなニュアンスを感じてしまう^^。「ちがうよ、そんな意味じゃないよ」と考え直すぼくの頭には「栗鼠キリング」(ジョン・アーヴィングかよ^^)という、シュールな(?)語が浮かんでしまう。

個人的に、この「リスキリング」という語を素直に(?)受け取ることができない。どのくらいの人に「普通の言葉」として受け入れられているのか興味があるよ。

あ、そういえば。ぼくの最初の職場は、上司の全員が著書ないし翻訳書を上梓しているという環境だった。ふつうの仕事中でも「勉強したい」を好き放題に認めてくれる会社だった。

そんな環境で好き放題させてもらったので、はやりの(?)「リスキリング」という言葉が心に響かないのかもしれないな。


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