ふと、国語辞典に載っている音楽家を調べてみたくなった。辞書は日本国語大辞典を使ったよ。
(Fryderyk Franciszek Chopin フリデリク=フランツィシェク─)
作曲家、ピアニスト。フランス人を父としてポーランドに出生。幼時からピアノにすぐれ、パリに出て独奏者として活躍しながら、ポロネーズ、マズルカ、ピアノソナタ、夜想曲、円舞曲など数々の繊細、華麗なピアノの名曲を作り、「ピアノの詩人」と呼ばれた。女流文学者ジョルジュ=サンドとの出会いは有名。(一八一〇~四九)
ふむ。ショパンはあるな。ではリストはどうだ?
リスト
(Franz Liszt フランツ─)
ハンガリー生まれの作曲家・ピアニスト。七、八歳ごろからピアノの神童と呼ばれ、ウィーンやパリ、ハンガリー、ロシアの楽壇で活躍。ピアノの巨匠となったが、のちワイマールに移り、超人的な技巧とはなやかな幻想に富む多くのピアノ曲、交響詩を作曲し、新ロマン主義を代表する一人となった。代表作は「ハンガリー狂詩曲」「超絶技巧練習曲」など。(一八一一~八六)
当然かもしれないが、「リスト」もあるな。ベートーヴェンも間違いなくあるんだろう。
ベートーベン
(Ludwig van Beethoven ルートウィヒ=ファン─)《ベートーヴェン》
ドイツの作曲家。バッハ、モーツァルトとともに音楽史上最大の巨匠の一人。ボンに生まれ、一七九二年ウィーンに移住、ハイドン、モーツァルトの影響や、ルドルフ大公らの友情を受けて作曲家としての地位を確立。「英雄」「運命」「合唱付き」など九つの交響曲、「ラズモフスキー」弦楽四重奏曲、ピアノソナタ「熱情」「月光」、バイオリンソナタ「クロイツェル」、ピアノ協奏曲「皇帝」、オペラ「フィデリオ」をはじめ無数の傑作を生み、古典派音楽からロマン主義音楽への道を開いた。(一七七〇~一八二七)
やはり載っていた。結構、多くの作曲家が載っているんだな。載っている作曲家を探しても面白くなさそうなので「え、この人が載ってないの?」を探してみよう。
と、思ったんだけど、メジャーどころで載っていない人はいないなあ…。シェーンベルクもショスタコーヴィチも載っている。
ビンゴ!
日本国語大辞典は「サリエリ」を立項してないみたいだな。但し、ニッポニカ、大辞泉、ランダムハウス英和大辞典などは立項しているので、サリエリがマイナーであるというわけではなさそうだ。
ちなみに(ぼくの苦手な^^)武満徹も載っていた。「載ってない音楽家探し」、結構面白いかも知れないよ(^^)。