気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

袖「ひぢて」or「ひちて」?

どうしてだかわからないけれど。ぼくはずっと紀貫之の歌を「袖ひ『ぢ』て」だと覚えていた。

袖ひちてむすびし水の凍れるを春立つ今日の風やとくらん

これについて、たとえば次のような記述がある。

「ひつ」は近世以降「ひづ」になったが、他動詞「ひたす」と同源で、本来は「ひつ」と清音である。(小学館全文全訳古語辞典)

または『古語大辞典』にも以下のようにある。

鎌倉時代声点本も清音。下って、日葡辞書でも清音になっている。「ヒヅ」と第二音節が濁るようになったのは、「ひづつ(=泥水デヌレル)」と混乱させた賀茂真淵辺りからの誤解によるらしい。

ぼくは、なぜ「ひぢて」を学び、「ひちて」が全く記憶にないのだろう? てか、なんでぼくは今日まで「ひちて」(ひつ)ないし「ひぢて」(ひづ)を辞書で引いて見なかったのだろう。なんだかすごく不思議だ。

amzn.to

「はんごうすいさん」って何だっけ?

ふと「はんごうすいさん」って言葉を思い出した。子供時代にはよく聞いた言葉だ。「はんごう」を用いてごはんを作ることを言ったと思うんだけど、そもそも「はんごう」とか「すいさん」ってどういう意味でどういう字を書くんだっけ?

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粉食と粒食

恥ずかしながら。「粉食」(ふんしょく)という言葉を使ったことがない気がするな。ちなみに「粉食」の反対語は「粒食」(りゅうしょく)。いずれもUbuntu標準の日本語入力システムで変換できる。

(ちなみにWindows標準では「粉食」は一発変換だけど「粒食」は変換できなかった。)

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文系、理系とは?

ぼくは高校三年生の2学期まで、いわゆる「理系」だった。「偏差値」至上主義だったぼくは、ともかく「医学部」に進学するんだろうと思ってた。

ところが、高3の夏を終えてようやく気付いた。ぼくは他人(ないし他生物)の「血」を見ると気が遠くなるのだ^^

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「偶数」とはなんだ?

偶数」ってのは、誰もが何度も聞いてきた言葉だと思うんだけど、さて、この「偶数」に「負の数」を含むのかどうか。

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国語辞典の「プレー・オフ」

昨日、八村塁の所属するレイカーズが、レイオフ初勝利を果たした。

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