気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

トウキビとキビとサトウキビ

ぼくは奄美大島生まれ。奄美大島のうちの部落あたりは、そこらじゅうに「サトウキビ」がある。大島弁では確か、サトウキビを「キビ」と言ったりもする。 沖縄県産 さとうきび 食用 3パックセット 出版社/メーカー: りゅうか商事 メディア: その他 この商品を…

「深謀遠慮」と「遠謀深慮」

三省堂の『新しい国語表記ハンドブック』を眺めていた。 新しい国語表記ハンドブック 第八版 作者: 三省堂編修所 出版社/メーカー: 三省堂 発売日: 2018/02/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そこで発見したのは「遠謀深慮」という言葉。ぼく…

刷新の「刷」とトイレットペーパーの関係について

とあるところで「刷新」という語を使った。気軽に使ってしまったんだけれど、念のためと辞書を引いてみてちょっと驚いた。 たとえば『日本国語大辞典』には次のようにある。 さっ‐しん 【刷新】それまでの悪い面を一掃して事態を全く新しくすること。 「悪い…

「お釈迦」になればハッピーじゃん!?

「おシャカになる」という言葉を、いつ使ったのかは覚えていない。でも昔はわりと普通に使ったような記憶がある(捏造の可能性あり)。 ぼくはその当時から「シャカになるならラッキーじゃん!」なんて思ってもいたのだった。 釈迦 (新潮文庫) 作者: 瀬戸内…

「南氷洋」という言葉は消えつつある?

ぼくは52歳だ。給食に「鯨」が出ていた世代。そしてその鯨をとるのは「南氷洋」だった。 ぼくの世代で「南氷洋」という言葉を知らないのは「ちょっとおかしい」感じ。しかしどうやら、この言葉、死語になりつつあるらしい。 南氷洋捕鯨史 (中公新書) 作者: …

「立ちん坊」の意味

どこで覚えたのか、ぼくは「立ちん坊」とは「娼婦」のことを言うのだと思っていた(15年ほど前は、池袋から要町に向かう裏道にたくさんの「立ちん坊」がいた。今は知らない)。 図説 娼婦の歴史 作者: ヴィオレーヌヴァノイエク,Violaine Vanoyeke,橋口久子 …