気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2023-01-01から1年間の記事一覧

「かぶそく」という言葉。

「かぶそく」という言葉を聞いたことはないだろうか。ぼくは結構ある。あるいは「かふそく」と発音するつもりが、つい「かぶそく」と濁ってしまったことも結構ある。 「かふそく」と発音する場合は「ふ」を「f」の発音で、下唇を噛んで発音することも多い。…

初パウンドケーキ!

初めてパウンド・ケーキなるものを作った。また、初めてホットケーキミックスなるものも使ってみた。 森永製菓 ホットケーキミックス 600g×3袋 森永製菓 Amazon

「主意主義」は辞書にある?

放送大学の講義を聴いていて、すごく感心したものがあった。 主知主義と主意主義、この回は神回講義? ぼくは最高に興奮した。 #放送大学https://t.co/MNTgUV3zhg — maeda, h (@torisan3500) 2023年10月11日 「市民自治の知識と実践」において、「主知主義」…

「無数の」は「without number」

「無数の」って不思議な表現だ。「数」が「無」なんだから、それは「0」じゃないのか? しかし「無数」はわりと「∞」的な意味だ。 たとえば日国では次のように記されている。 数かぎりなく多くあること。かぞえきれないこと。また、そのさま。 たぶん「その…

「ばっくれる」は広辞苑にある?

広辞苑ってのは、まあオーセンティックな辞書で、「冒険」はしないタイプ。その広辞苑に「ばっくれる」なんて言葉は載ってるだろうか? さっそっく正解を明かせば載っている。以下、第七版。 ばっくれる (「しらばっくれる」を略した俗語)(1)知らないふり…

「スケトウダラ」ってなに?

「スケトウダラ」ってなんだろうなあと思いながら日本国語大辞典を見ていると、さすが日国、「スケトウ」が立項されていた。 「すけとうだら」の「すけとう」とは何か。日本国語大辞典を引いてみた。> すけ‐とう 【介党(タウ)】「すけとうだら(介党鱈)…

「端午の節句」

全く季節ハズレなんだけど、本日気になったのは「端午の節句」。ぼくの常識としては「子供の日」のことなんだけど、これをなんで「端午の節句」と言うんだっけ? 世界大百科事典の「端午」より。> 旧暦5月は高温多湿の盛夏であり,伝染病や毒虫の害がはなは…

「瀬戸」は「瀬戸内」にあらず

「瀬戸」とは「瀬戸内」とか「瀬戸内海」のことだと思ってた。一般名詞としての「瀬戸」があるなんて全く考えてなかったよ…。以下、日本国語大辞典(抄) せ‐と 【瀬戸】 (1)(「せど」とも。「せ」は「狭(せ)」と同源か。「と」は、両側からはさまれて狭…

「ジプシー」は「エジプシャン」

小6のとき、「将来何になりたいか?」と問われて「ジプシーになりたい」と答えたアホがぼくだ。たぶんなんかくだらない本で「ジプシー」の存在を知ったんだろうな。 でも恥ずかしながら、「ジプシー」が「エジプシャン」からきていることを知らなかった。 >…

「毒酒」ってなあに?

たいていの辞書に「毒酒」という言葉が立項されている。小型辞書の三省堂国語辞典にも載っているよ。 どくしゅ[毒酒]毒を入れた酒

「封建」って何だっけ?

「封建制度」って言葉は知ってる。鎌倉時代とかだよね。どんなシステムかも知っている(つもり)。でも、「封建」って言葉の意味をこれまで調べたことがなかったな… 「封建制度」の「封建」とは(via 日本国語大辞典)> ほう‐けん 【封建】(封土を分割して…

「悲壮」は悲しいだけじゃない

前回に続いて「勘違い」ネタ。勘違いしていた言葉は「悲壮」。ぼくは「悲壮」を「壮に悲しい」、つまり「とっても悲しい」という意味だと思ってた… でもぜんぜん違った(笑)。たとえば新明解の第7版を見てみる。 何版なのかわからなくなった新明解(笑) pi…

「面識」とは?

「面識」という言葉を誤解していた。恥ずかしい話だ。ぼくは「面識がある」とは、「相手の顔を知っている」ことだと思っていた。 www.khb-tv.co.jp

「むこう傷」の反対語は?

マクベスの中に、息子を戦いで失った親が「向こう傷だったか?」と問いかけるシーンがある。息子の死に様を見た者いわく「はい。真っ向正面、額の傷」。 マクベス (光文社古典新訳文庫) 作者:シェイクスピア 光文社 Amazon

議員はおだてておけよ?

ぼくは「政治家」という存在がすごく嫌い。そのせいで「政治」も嫌いになり、長く勉強しなかった。でも「政治家」はともかく、「政治」は勉強してみると面白いんだよな。 それはともかく。大昔、憲法を読んだとき、国会が「国権の最高機関」と言われることに…

スポーツマンは勝負に拘らない?

新明解の第7版をぱらぱらと眺めていた。ちょっと目についたのは「スポーツマンシップ」。 フェアプレーをし、勝負にこだわらない、明るい健康的な態度・精神。

「先住民」ってなに?

放送大学の『総合人類学としてのヒト学』を読んでいると、「マオリ」の話が出てきた。 総合人類学としてのヒト学 (放送大学教材) 作者:浩樹, 高倉 放送大学教育振興会 Amazon

用例研究「すべからく」

聴いている放送大学の講義中、「すべからく」の用法間違いがあった。1つの授業で2度あったので、担当教授が間違って覚えてしまっているのだろう。三省堂国語辞典には以下のように記されている。 すべからく(1)当然(すべきことには)。「すべからく奮起すべ…

音楽家列伝

ふと、国語辞典に載っている音楽家を調べてみたくなった。辞書は日本国語大辞典を使ったよ。 ショパン (Fryderyk Franciszek Chopin フリデリク=フランツィシェク─)作曲家、ピアニスト。フランス人を父としてポーランドに出生。幼時からピアノにすぐれ、…

「岩塩」ってなんだっけ?

地層に関する本を読んでたら、次のような記述があった。 日本では岩塩は産出しませんが、海外 では、アメリカやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国などで 出されています。via 『地層のきほん』https://t.co/bRHYEsUoPl — maeda, h (@torisan3500) 2023年…

「正倉院」は一般名詞

歴史には強くない(弱い^^)ぼくだ。そんなぼくは、放送大学の講義を耳にするまで、「正倉院」がかつて、「一般名詞」であったことも知らなかったよ。 奈良時代においては主要な倉庫のことを正倉といい、その幾棟かが集まっている一郭を正倉院とよんだ。正…

「オートミール」

「オートミール」ってのを、(たぶん)初めて使って食事を作ってみた。 初めて「オートミール」ってのを使ってみた。とりあえずは、なんの不満もないな。> オートミールで時短☆カレーピラフ風のお粥 by ブンチョスキー https://t.co/hzpslHaXnR— maeda, h (…

「だくあし」

岩波少年文庫版の『ドン・キホーテ』を読んでいる。その中に「だくあし」の表現が出てきた。 ロシナンテは主人に許しをこいもせず、せわしない跑足で、自分の欲望を伝えにいった。via 『ドン・キホーテ』(セルバンテス)https://t.co/fQUyPRVBLa— maeda, h …

プラトニックラブってなんだっけ?

ぼくの世代、「プラトニックラブ」と聞けば思い出すのは「久美子はプラスチックな絞殺死体」だ(笑)。(わからない人には何もわかるまい(^^)) 軽井沢シンドローム (1) (ぶんか社コミックス) 作者:たがみよしひさ ぶんか社 Amazon

「切願」

恥ずかしいんだけど。ぼくは中学時代に「切願」という言葉を多用した記憶がある。いや、もちろん、友人に対して用いるほど恥知らず^^ではない。「日記」(笑)に記していたのだ。 わたしはあなたがたに切願する。大地に忠実であれ、そして地上を超えた希望…

氷河期と氷期と現代

放送大学の授業を聞いていると、「今は氷河期なんですよ」という説明があってちょっと驚いた。 どこかに氷河のある時期を氷河期と言います。ですから今も、氷河期です。via 『自然科学はじめの一歩』第4回 地球の科学 #放送大学— maeda, h (@torisan3500) 20…

「論破くん」なChatGPT

ChatGPTすごいよ。完全に誤った情報を強弁して、勢いで相手を論破する(笑)。いろんな意味で参考になる。 論破君(=ChatGPT)に尋ねてみたのは「ふれだいこ」という言葉の意味。まずは日本国語大辞典の定義を載せておく。 ふれ‐だいこ 【触太鼓】あること…

都立入試に出た「河畔」

ぼくの世代では「畔」の字を見ると、つい「しっずかなこはんのもりのかげから!」と歌ってしまう。 ところが今年の都立高校入試(共通問題)で「湖畔」ならぬ「河畔」の語が、漢字の読み問題として出題された。 www.youtube.com

「美粧」は「美しい化粧」?

三省堂国語辞典を眺めていると「美粧」という言葉に出会った。 「美粧」という言葉がある。新明解(7版)だと、「美しい化粧」とあってちょっとビビるね^^。じゃあ「美しくない化粧」ってのはなんだろうとか、「化粧しても…」とか、いろいろ考えてしまう…—…

「雪駄」には牛革必須?

築地で働いている頃、なんとなく街に雰囲気に流されて(笑)「雪駄」を愛用していた。築地の店で買ったんだけど「この雪駄は裏がキルク(コルク)でできていて歩きやすいですよ」なんて言われて購入した。 だけどどうやら「裏がキルク」はいんちきらしい(笑…