ぼくは「政治家」という存在がすごく嫌い。そのせいで「政治」も嫌いになり、長く勉強しなかった。でも「政治家」はともかく、「政治」は勉強してみると面白いんだよな。
それはともかく。大昔、憲法を読んだとき、国会が「国権の最高機関」と言われることに、不思議を感じた。「あんなところが最高かよ」なんて。
憲法41条の「国権の最高機関」につき、通説は「最高」の言葉に厳密には法的意味はなく、国政の中心に位置する重要な機関であるであることに着目して与えた「政治的美称」であると解している。 #放送大学
— maeda, h (@torisan3500) 2023年6月6日
via 『グローバル化時代の日本国憲法』https://t.co/rew5syOsuw
実は「政治的美称」!
ぼくは「美称」という言葉を使ったことがないけれど、なんだろう、「おべんちゃら」とか「よいしょ」みたいな意味? 「政治的」がつくなら、たぶん単なる「美称」よりもだめな意味だよね(笑)。
気になったので「美称」を辞書を眺めると、驚くことに^^、たいていの小型辞典にも載っている言葉だった。たとえば新明解をみてみる。
ほめて(美しく聞こえるように)言う言い方
ふむ。たぶん「おべんちゃら」で間違ってなさそうだな(笑)。
「政治家は自分が偉いと勘違いしがちだから、そいつらが集う国会についても、とりあえず『最高機関』なんてもちあげておけば丸くおさまるんじゃね?」みたいな。
もしかして憲法を書いた人も、ぼくと同様に「政治家嫌い」だったのかなあと嬉しくなったり(笑)。