気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「ダブルヘッダー」は英語?

大谷翔平が、ダブルヘッダーの第二試合でメジャー通算100号のホームランを打ったよ。

ところで「ダブルヘッダー」。なんとなく和製英語の香りもするけど、ちゃんとした英語なんだっけ?

と、辞書を眺めてみると、OALDにも記載される「ちゃんとした」英語みたいだね。

double-ˈheader
(in baseball) two games that are played on the same day, traditionally on a Sunday, and usually by the same two teams

traditionally on a Sunday」が面白いね。

ぼくは昔、大阪に住んでいた。それで「阪神子供会」(阪神主催の甲子園ゲームの外野が無料になる)に所属していた(阪神ファンだったことは1度もない)こともあって、たまに野球を観に行った。ダブルヘッダーもいくつか観に行った記憶があるな。

閑話休題。「ダブルヘッダー」は、もちろん他の辞書にも載っている。「ランダムハウス英和大辞典』ならこんな感じ。

dóuble・héader
1 *1 〔スポーツ〕

(1)(野球の)ダブルヘッダー.

(2)(変則)ダブルヘッダー:バスケットボールなどで,2組の異なるチームが同じ日に1試合ずつ続けて行う2試合.

2 短い間に続けて行われる2つの公演[出来事].

3 2か国[2機関]の仕事をしているスパイ.

4 重連:機関車を2台連結して運転する.

5 *2 (アイスクリームを2すくい重ねた)ダブル;(ウイスキーなどの)ダブル.

6 *3 (賭博(とばく)でいかさま用に使う)両面が表になったコイン.

7 *4 (セールスマンから)一度に同じ商品を2個以上買う客.

8 2人の女[売春婦]との同時セックス.

いろんな意味があるもんだな。間違いなく「ちゃんとした英語」だね。

日本国語大辞典』にはないようだけど、立項している国語辞典もある。たとえば『大辞泉』なら次のような感じ。

ダブルヘッダー【doubleheader】

野球で、同じチームどうしが、同じ日に同じ球場で2回試合すること。

ともかく。大谷選手、おめでとうございました(ってか、かなり「スゴイ」ホームランだったよね^^)。


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*1:米・カナダ

*2:豪話

*3:豪・NZ 話

*4:米俗