気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「まな板」というのは魚を切るための道具のことだが。

そういえば昔、辞書で調べたような気もするな。「まな板」ってのは、そもそも「魚」を切りさばくための台のことだ。 トンボ 耐熱 抗菌 まな板 LL 420×230×13 新型 出版社/メーカー: 新輝 メディア: ホーム&キッチン 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含む…

「腹筋」に「腹筋運動」の意味を認める辞書は意外に少ない(via パンダ腹筋中)

国語辞典は思わぬところで不親切だ。体育や部活などで「腹筋」といえば、たいてい「腹筋運動」を指すけれど、その意味を認めてくれるものはとても少ない。 パンダ @ 腹筋特訓中 Three Panda Babies at Chengdu 2013 December 大熊猫 パンダ: http://t.co/Nb…

「竹馬」ってのは、逆立ちさせると馬の顔に見えなくもないので名前がついたのだと思ってた。

竹馬は、足を乗せる方を上にしてもつと、ちょっと馬の顔に似てる。だから竹馬と呼ぶのだと思っていた。 池田工業社 たけうま組み立てキット ★僅少在庫です★ 出版社/メーカー: こども良品 メディア: その他 この商品を含むブログを見る そんなわけでもないよ…

「虻蜂取らず」って、どっちもいらないじゃん。

虻とか蜂とかどっちもいらないじゃんね。でも「いらない」と思うのなら、「誰にとって必要なのか」を考えるべきだったな。 虻も蜂もいらねえよと思ったら、実は主人公が人ならぬ「蜘蛛」であったという素晴らしいオチ(?) / “虻蜂取らず - 語源由来辞典” h…

「かぼちゃ」って「カンボジア」のことなんだって!

『現代国語例解辞典』の第四版をめくっていると、ふと「かぼちゃ」が目についた。 「かぼちゃ」って、「カンボジア」のことなのか! 知らなかった via 現代国語例解辞典 第四版 #辞書 #国語辞典 #食べ物 pic.twitter.com/ZdERqtjN8R— maeda hiroaki (@torisa…

阿修羅の顔はこわい。

微妙なふるさが心地よい『三省堂国語辞典』第四版(1992年)をぱらぱらとめくっていると「阿修羅」に出会った。阿修羅は「こわい顔をしている」 via 三省堂国語辞典 第四版。第七版では「こわい顔」が消えている #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/1WROVT7fiW…

岩波国語辞典、渾身の例文 ― 「へたなしゃれはやめなしゃれ」

『辞書の仕事』を読んだ。そこに次のようなことが書いてあった。 「洒落(しゃれ)」の例として「へたな洒落はやめなしゃれ」を挙げていることが、最も『岩国』らしくない、あるいは、『岩国』らしい親父ギャグ via 辞書の仕事 #国語辞典 #辞書— maeda hiroaki…

「浅草のり」の原料は「アサクサノリ」ではないのか、あるいは「アサクサノリ」でないノリから作る海苔は「浅草のり」ではないのか。

「わはは。おもしれー」という記事を書くつもりだった。下は『三省堂国語辞典』第七版電子版の「浅草のり」。 「浅草のり」とは「三省堂国語辞典」によれば「いちばんふつうののり」 #辞書 #国語辞典 #食べ物 pic.twitter.com/u1Ag2JE2rj— maeda hiroaki (@t…

三省堂国語辞典の「アキレス腱」

三省堂国語辞典の第四版(ちょっと前の版)を入手したもので、パラパラとめくっている。 ふと見つけた「アキレス腱」が気になった。 アキレスけん【―〈腱〉】(名)〔Achilles = 人名〕(1) 〔生〕かかとの骨の上についているすじ。(2) 〔俗〕かくれた弱点。…

(辞書からも)失われた赤電話

ちょっと昔の辞書を眺めている。たとえば『三省堂国語辞典』第四版など。この国語辞典、最新は今年の1月に登場したばかりの第七版だ。 その第四版で見つけたのが「赤電話」。実はこれ、第六版や第七版には掲載されていない(第五版は持っていない)。 電話銀…

いろんな辞書で「郵便」の変遷を見る

雪だしなあ。郵便も大変だよなあ。と、頭に浮かんだ「郵便」。別に面白おかしくはないんだけど、歴史の記録として。 みんなの郵便文化史―近代日本を育てた情報伝達システム 作者: 小林正義 出版社/メーカー: にじゅうに 発売日: 2002/03 メディア: 単行本 ク…

バレンタインデーは「流行」で、ホワイトデーは「イベント」であると看破する広辞苑

まあ世の中はバレンタインデー。いきなり本題ながら『広辞苑』第六版が素敵だ。 バレンタイン‐デー【St. Valentine’s day】2月14日。269年頃殉教死したローマの司祭、聖バレンタインの記念日。この日に愛する人に贈り物をする。日本では1958年頃より流行し、…

A面やB面やオートリバースな世界

「A面」。小型辞書ではあまり立項されていないみたいだ。 「A面」。今だからこそ辞書に入れたい言葉。と言うほど大袈裟なもんではないが。 via 三省堂国語辞典第七版 #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/z0U6uX3I0a— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 2月 13…

「知事」を引くと「現在は公選」とある意味は? 明治維新時代との比較かと思ったけどそんなわけはない。

「知事」など辞書で引くまでもなかろう。と、普通は思うけれど、なかろうところに面白いモノが隠れていたりもする。 ドキュメント副知事 猪瀬直樹の首都改造・一八〇〇日 作者: 西条泰 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/02/25 メディア: Kindle版 この…

「落下傘」という言葉は死語になりつつある?

中学生が「傘下」が読めないという。(甲子園の)「銀傘」の語で「さん」を説明しようかと思ったが、東京で「甲子園」はマイナーかもしれない。 それならば、と「落下傘」を例に出した。 空の神兵 (落下傘部隊の歌) 昭和17年(1942) - YouTube

「うさぎ」を愛し始めた『三省堂国語辞典』

うさぎ、だ。 ひとつ前の版である『三省堂国語辞典』第六版を見てみよう。

ICBM(intercontinental ballistic missile)の誤差はどのくらい?

いよいよオリンピック開幕。個人的には「オリンピック」というと「冷戦」を思い出す。 ボイコット騒ぎもあるけれど、それ以前に「東側陣営」と「西側陣営」ごとにメダル数を競っていたりしたから。「ステートアマ」なんて懐かしい言葉もあったな。 完全復刻…

「カピバラ」ふたたび ― 三省堂国語辞典第七版は本当に「間のびした鼻の下」を採用

このブログ、最初の記事はカピバラだった。『辞書を編む』の中で、三省堂国語辞典の第七版ではファンキーなカピバラ釈が採用されるというネタだった。 電子版だが、内容を確認した。 この語釈を見るために『三省堂国語辞典』第七版を買う人もいるのではない…

「吹雪」には「台風」のように数字的な定義があるんだろうか?

NHKのニュースで、雪が激しく舞うシーンを映しながら「吹雪いているのでしょうか」という発言をしていた。「吹雪く」にも「台風」のような数値的基準があるんだろうか。 大言海にみる「ふぶく」。語釈は「吹きに吹く」! 素敵だ。 #辞書 #国語辞典 pic.twitt…