気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『新明解』の「数学」に感じるちょっとした「ロマン」

『広辞苑』第六版には別にロマンは感じない。 数量および空間に関して研究する学問。代数学・幾何学・解析学(微分学・積分学およびその他の諸分科)、ならびにそれらの応用などを含む。 まず、当たり前の話だ。 数学入門〈上〉 (岩波新書)作者: 遠山啓出版社/…

「蓮根」とは「ピストル」のことである。

蓮根を食った。穴の様子が可愛らしかった。 レンコン。真ん中にもプリティな穴があるのは種類が違うんですか? #食べ物 #食材 pic.twitter.com/ojawwgBIiI — maeda hiroaki (@torisan3500) July 31, 2013

辞書の中では意外に冷たくあしらわれる「大学いも」

大分県に住んでいる頃、給食に大学芋が出たような記憶があるな。結構好きな食べ物だった。上野広小路のあたりには大学芋専門店のような店があったはず。わりとメジャーな食べ物だと思うんだけどどうだろう。 さつまいも (ものと人間の文化史)作者: 坂井健吉…

富岡製糸場で行われていたのは「製糸」業だが、「紡績」との違いはなんだ?

中学生の社会の問題集を見ていたら(趣味なのだ)、「富岡では国の肝いりで産業が興されましたが、行われたのはどんな産業でしょうか」という問題があった。 選択問題だけど、そんなもん「製糸業」に決まってる。 富岡製糸場事典 (シルクカントリー双書)作者…

雌のミノムシは、蓑の中で一生を送る。

そんなことがあろうとは想像もしたことがなかったな。『明鏡』から引く。 ミノガ科のガの幼虫。小枝や葉の小片を口から吐く糸でつづり合わせ、袋状の巣を作る。雄は羽化してガとなるが、雌は巣の中で一生を過ごす。 知らなかった。 もんしろちょうとみのむし…

『文七元結』に登場する「切手」は、要するに商品券のようなもの。

とくに意図なく『古語大辞典』の「切手」の項を見て思い出した。『文七元結』に「切手」が出てくる。 切手 pic.twitter.com/6azOr7E75o — maeda hiroaki (@torisan3500) July 27, 2013 もちろん『文七元結』に出てくる切手はこの切手じゃない。出てくるシー…

数のお勉強をしてみる。

数学の話を国語辞典で引くと、まずたいていは笑ってしまうとしても、思わぬ発見があったりもして面白い。 Newton (ニュートン) 2008年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2008/10/25メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 9回この商品を含…

「ジャガタラ芋」は「おやじギャグ」ではないのだ。

どうしてだろう。「ジャガタラ芋」という言い方は、何か「オヤジギャグ」のようなものだと思い込んでいた。 とんでもない話だ。たいていの辞書で「ジャガ芋」を引くと「ジャガタラ芋の略」というようなことが書いてある。 ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦…

「かわいい」はもともと「かわゆい」だった。

「かわいい」は、元をたどれば「かわゆい」だった。「かわゆい」は決しておたく語(?)ではないのだ。 さらに「かわゆい」は「かわはゆし」という言葉が変化したものなのだそうだ。 【ハローキティ】カワユイ巾着 ☆サンリオ ハッピリーナコレクション第23弾…

夕立の反対語は「朝立」。

ちょっと近くに用を足しに出かけた所が豪雨にやられた。すごかったな。「夕立」の範疇に入るんだろう。 「降る」いろいろ。 via 『ベネッセ表現読解国語辞典』 #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/ODV9Ghu47f — maeda hiroaki (@torisan3500) July 23, 2013 と…

「政党要件」が国語辞書にあるのは『デジタル大辞泉』のみかな?

昨日からニュースで何度も流れてきている。日経新聞の7月22日朝刊にも載っている。 みどりの谷岡氏は、2009年衆院選の太田昭宏公明党代表(当時)以来の党首の落選となる。1議席も得られず、政党要件を失う見通しだ。 現代日本の政党デモクラシー (岩波新書…

面白さ満載の「ヤドカリ」

ぼくは奄美大島で生まれた。浜辺はヤドカリだらけだったな。 そのヤドカリ。Amazonで見てみると飼育セットのようなものがたくさんあるのに驚いた。 オカヤドカリの 宿替え貝殻S出版社/メーカー: 三晃商会発売日: 2007/07/23メディア: その他 クリック: 5回こ…

「ごちそうさま」を国語辞典で調べると必ず出てくる「あの話」

昔から「ごちそうさま」についてはいろいろと考える。ていねい語でなく言うのなら「馳走になった」などと言うのかな、とか。 宮廷料理人ヴァテール [DVD]出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ発売日: 2001/06/22メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブ…

フィーチャーホンの復権、あるいはPDAの逆襲?!

最近の電話のことを「スマートホン」と呼び(それにしても「ホン」という言い方は気持ち悪い)、ちょっと前の電話のことは「フィーチャーホン」という。 cheero Power Plus 10400mAh DANBOARD Version マルチデバイス対応モバイルバッテリー出版社/メーカー:…

辞書にある「結婚」の定義を書き換える「ハッキング」活動

海外の話ではある。 こうした恣意活動が必要な時期は過ぎたんじゃないかと思ってた。結婚の定義を「男と女が結ばれる」という定義を「二人が結ばれる」と書き換えているんだと(図書館などの辞書にステッカーを貼っているのだそうだ)。 注:下のビデオ、冒…

「夏眠」は哺乳類から無脊椎動物まで一般的に見られる行動である

シャレで使うことはあった。でも本当にある言葉だとは想像だにしなかったな。「夏眠」という言葉の話だ。 『世界大百科事典』は「夏眠」の項で次のように言う。 夏は生命の営みが頂点に達する季節だが,この時期に活動を停止して秋を待つ動物たちがある。 そ…

「ラムネ」というのは「レモネード」のこと

「ラムネ」についてあまり考えたことがなかった。 ラムネというのはレモネードの訛ったものであって、プディングをプリン、ミルクシェークをミルクセーキにしてしまった、かの文明開化期における外来語の一つである via 『女たちよ!』 — maeda hiroaki (@to…

「乱妨」と「乱暴」。「略奪」が伴うかどうかで使い分けることもあるらしい。

高校講座の日本史(南北朝の内乱の回)を見ていたら(趣味なのだ)、南北朝時代の「悪党」について、『峯相記』の文書が映ってた。その中にあった言葉が「乱妨」。 日本の歴史〈9〉南北朝の動乱 (中公文庫)作者: 佐藤進一出版社/メーカー: 中央公論新社発売…

「有り難い」から「ありがとう」

「ありがたい」は意外に難しい。たとえば源氏物語にある。 世の中はありがたく、むつかしげなるものかな 当たり前だけど、これは「むつかしくてありがとー」(偏差値が上がるから?)なんて意味じゃない。この場合の「ありがたく」は「暮らしにくい」とか「…

「チシャ」ってのは「萵苣」だが、まあ「レタス」のことだ via 『広辞苑』

Android端末には「くらしのこよみ」がインストールされている。 アプリ「くらしのこよみ」では、本日より二十四節気「小暑」の末候 第33候「鷹乃学習(たか すなわち わざを... http://t.co/BgFyEkWIi6 — くらしのこよみ (@kurashinokoyomi) July 17, 2013 …

ケーキの「モンブラン」は、上に生クリームなり粉砂糖なり、白い部分がないと反則らしい

『広辞苑』第六版からみてみようか。 ケーキの一種。細いひも状に絞り出した栗のピューレと泡立てた生クリームで作る。 全くわからん(笑)。食べ物として調べてるんなら、どうせ知ってるだろうよ。わざわざ国語辞典で探すなよという態度だ(冗談だけど)。 …

そろそろ「上弦の月」。「上弦」と「下弦」をまとめて「弓張月」とも言うそうだ

そろそろ上弦の月か。辞書を引いてみると秋の季語なのだそうだ。下は『日本国語大辞典』。 陰暦で七日頃の月。また、その頃。新月のあと、右半円状に見え、西半分が輝いて見える月。新月と次の満月の中間の頃。上(かみ)の弓張り。上弓張(かんつゆむはり)…

その昔、「合同ハイキング」てのがあったが、「合同ピクニック」というのもあったらしい…

本当は「合同ピクニック」というのはなかったね、という話にしたかった。でもGoogleってみると、「合同ピクニック」で多くのページがヒットするのだった。 「合同ハイキング」というものはあったが「合同ピクニック」というものはなかった。と、いうブログ記…

「心臓形」の葉っぱをもつ植物とは?

今年はなぜかうちの近くは「タチアオイ」と「アガパンサス」だらけ。去年まではそんな印象もなかったんだけど、大掛かりに植えたりしたのかな。 下の写真は、しばらく前にうちの前の通りを撮った様子。このときはずっとタチアオイだ(その後、アガパンサスが…

「フレネル」って単語、聞いたことがないように思うなあ?

「フレネルレンズ」という言葉は聞いたことがあるのかなあ。少なくとも記憶には残っていない。 フレネルレンズ。『古語大辞典』付録 pic.twitter.com/RnalyHdyaE — maeda hiroaki (@torisan3500) July 11, 2013 辞書紙面に接するようにおくと拡大されない。…

トウモロコシがやってきたのは戦国時代。ところで「トウ」も「モロコシ」も「唐」じゃないの?!

ふとテレビでトウモロコシを見て辞書を引いてみた。難しい存在なんだな。 トウモロコシの絵本 (そだててあそぼう (5))作者: とざわひでお,おおくぼひろあき出版社/メーカー: 農山漁村文化協会発売日: 1997/03メディア: 大型本 クリック: 3回この商品を含むブ…

「からすみ」が「墨」の仲間だって本当ですか?

中型辞書で「からすみ」を引くと「唐墨」(からすみ)というのが最初に出てくる。『大辞林』第二版から引いてみよう。 中国製の墨。とうぼく。 すくなくともぼくは、食べ物としての「からすみ」を知りたかったので、「関係ないんだよなあ」と思い、次に記さ…

富士山の「五合目」ってのはどこにある?

最近また「富士山五合目」という言葉をよく聞く。よく聞くけど「合目」という言葉の正確な意味を知らないことに気づいた。「五合目」を辞書で引いてみた。 ところが「五合目」はほとんど立項されていない。見てみた中では、『デジタル大辞泉』に落語の「富士…

「高気圧」と「低気圧」。さて、偉いのはどっちでしょう?

「温帯低気圧」という言葉を国語辞典に探してみようと思い立った。詳細を確認するというよりも、国語辞典での扱いを知りたくなったから。 どうやら中型辞書の中では『広辞苑』が親切に記述しているようなんだけど、ちょっと今日はその話題を離れる。 『新明…

「ペット」を調べるなら『新明解』がベスト

うちにいたウサギ。世に言う「ペット」だな。 たぶん「ペット」というような言葉は『新明解』が良いのではないかと思った。 ぼくの予想はあたったんだけど、いかに『新明解』第七版が優れているのかを示すために、『広辞苑』第六版など、引いておこう。 (1) …