「慣染」という言葉にはじめて出会った。あまりにも「感染」をもとにして作った(なんちゃって)造語のような気がするね。「おめー、うまいこと言った気になってんじゃねえよ」みたいな。
「慣染」という言葉を知らなかった(日国に立項あり)
— maeda, h (@torisan3500) 2024年4月9日
> 独乙国に於きましては人民、殊に少しでも教育を受けた者は軍隊に入りません前に既に此「ジシプリーン」即ち軍紀なるものに慣染して居ります。
via 『日本の軍隊』(吉田裕)https://t.co/u5qc9tv50A
「感染」ではなく「慣染」なので、某知事のような差別意識を表したつもりはありません! みたいな(笑)。
でも「慣染」は、ちゃんとした言葉みたいだね。日本国語大辞典にちゃんと立項されている。
かん‐せん[クヮン‥] 【慣染】
慣れて感化されること。
そんな語釈を見ると、「感染」と「慣染」のどちらが先にできた言葉なのか気になったりするね。残念ながら、ぼくの手持ち資料ではよくわからない。そもそも「慣染」を立項している辞書も日国以外に見つけられていない(広辞苑、大辞泉にはない)。
どなたか、「感染」と「慣染」の関係や歴史的経緯などご存知でしたら、ご教示いただければ幸いです。