気になる言葉 on 国語辞典

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「ニヒル」な男

本を読んでいて思い出したんだけど、たしかに一時「ヒルな男」という言葉が流行ったことがある。

「一部の人の間で流行った」とかではなく、「すごく流行った」。子供だったぼくの印象に残っているくらいに流行った言葉だった。

誰が流行らせたのだか記憶に残っていないのがちょっと悔しいな。

ちなみにニヒルとは。

日本国語大辞典では「ニヒリスティック」への空項目となっている。「ニヒリスティック」は次の通り。

ニヒリスティック
〔形動〕
({英}nihilistic )《ニヒリスチック》
世の中のあらゆることに対して価値を認めず、信ずるものを何も持たないさま。虚無的なさま。ニヒル

最初に挙げた本でも言っているな。

これでまあ、神が死ぬわけだ。そこから逆に「神がいる、と考えればいろいろ楽だ」という思想も出てくるわけだけれど、それはまあ別の話。

最近、めっきり聞かなくなった「ニヒル」。はやったのはいつの時代で、何がきっかけだったかなあ。思い出せないのがちょっと悔しい。

 

 


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