気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

昔、誤解していた「待てば海路の日和あり」

この言葉、中学生くらいの頃は「待っていれば海路(=遠路)から良いニュースがやってくる」という意味だと思ってた。 もちろん違う。 待っていれば航海に適した好天気になるということから、すなわち時期を待てば好機が訪れるという意味(今はこぎいでな、…

なぜか辞書で人気の排水管「トラップ」

きっかけは東京都下水道局のツイートだった。自分の「誤解」を思い知らされたのだった。 【意外と知られていない話】海外出張などで長期間自宅を空ける場合、トイレや台所にあるトラップの水分が蒸発してしまうことがあります。トラップが機能しないと、下水…

「回路」を引くだけでとても楽しめる国語辞典たち

昔の『三省堂国語辞典』(第四版)を眺めていた。そこで「回路」に出会った。 回路(名)〔理〕安全器を通って流れる、電気の道。 よくわからんなあ。「安全器」の仕組みもよくわからないが、回路には必須のものなんだろうか。

なかなか面白い国語辞典の「分数」(おまけ:仮分数を英語でいうと?)

たとえば『新明解』の「分数」を見てみる。 ぶんすう【分数】横線の上と下に数を書き、上の数(=分子)を下の数(=分母)で割った数(割ること)を表したもの。例、2/3。 やや本末転倒というか、そんな感じがしないでもないんだけれど、「横線の上と下…

「スクランブルエッグ」を国語辞典でみれば「洋風炒り卵」

「スクランブルエッグ」を国語辞典で引けば、きっと「かき混ぜながら作る卵焼き」なんてことが書いてあるんだと考えた。 ハズレだった。たとえば『岩波国語辞典』で引いてみると、3番目に「スクランブルエッグ」のことが書いてある。 スクランブル(1) 略(2) …

『三省堂国語辞典』以外に「海パン」を立項する辞書はあるだろうか?

『三省堂国語辞典』の第四版、時間のあるときに読み進めている。とはいってもまだ「かい…」のあたりだから、「読んでる」とは言えないかもしれないけれど。 今日、出会ったのは「海パン」。第七版でも立項されていたので七版を見る。 矢印は「省略語」である…