気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2015-01-01から1年間の記事一覧

「金字塔」とは「金」という文字の形に似た塔のこと!

とても恥ずかしい話なんだけれど「金字塔」の意味を知らなかった。下は『三省堂国語辞典』第七版。

「セピア」って「イカ」のことなんだってさ!

「セピア色」とかってーと、なんだか「セクシー」な感じがある。でもこの「セピア」って「イカ」(烏賊)のことなんだって。 「セピア」とは「イカ」のことなんだそうだ。 pic.twitter.com/udhcalIoZV— maeda hiroaki (@torisan3500) 2015, 10月 29

「ブランコ」が外国語じゃないらしいのにはびっくりだ!

人が乗ってゆらゆらするものを「ブランコ」という。この「ブランコ」はあまりに外国語っぽい。しかし外国語ではないという説も有力なのだそうだ。 ブランコの語源はよくわからないらしい。有力なのは「ブランとしてるから」。 pic.twitter.com/rBZQUxESQo— m…

国語辞典でみると可愛らしい「ラグビー」

ラグビーはまあ、基本的には怖い人たちがやっている。だが辞書で見てみるとなんだか「可愛らしい」定義が多いみたいだ。 たとえば『広辞苑』。 ラグビー【rugby】(ラグビー・スクールの学生が始めたからいう)フットボールの一種。15人ずつ二組に分かれて楕…

当時はなかったシリーズ > 「ゲイ」

「ゲイ」という言葉もちょっと前まで辞書にはなかったなあ。 月魚 (角川文庫) 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2013/07/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る 『岩波国語辞典』第三版にない(1979年)。…

ちょっと前まで「ワールドカップ」なんて言葉はなかったのだ!

むかしはスポーツの祭典を「ワールドカップ」と呼ぶことはなかった。「ワールドカップ」という言葉は、Jリーグの誕生とともに使われるようになった言葉なんじゃないかと思う。 エビデンス? たとえば『広辞苑』の第三版。 広辞苑第三版では「ワールドカップ…

「杓子定規」とは「定規がそもそも狂ってる」という意味なのだ!

「杓子定規」の意味について、ぼくは(ほぼ)50歳になるまで自信を持っていた。すなわち、次のように思っていたのだ。 しゃくしじょうぎ【杓子定規】(名・形動ダ)ただ一つの標準ですべてを決めようとするやり方で、ゆうずうのきかないこと。 ちなみに上の…

「杓子」ってのは簡単にいえば「しゃもじ」や「お玉」の原型のこと? ところで「杓子定規」は…

本当は「オタマジャクシ」のことを調べようと思ったのだ。そこから「杓子」としての「オタマジャクシ」に目が移った。 お玉杓子 大 出版社/メーカー: 丸十 メディア: ホーム&キッチン この商品を含むブログを見る 上の「オタマジャクシ」にも若干違和感があ…

7月20日は月面「軟着陸」記念日(「軟着陸」の反対語は?)

アポロ11号が月面に「軟着陸」した日だ。 本日は「人類、月面到達記念日」 https://t.co/kA9owhQmfI pic.twitter.com/cjwE8sYt29— maeda hiroaki (@torisan3500) 2015, 7月 20 ところで「軟着陸」ってのはなんなんだ?

水道局は広辞苑に抗議すべきかもしれない?

『広辞苑』を眺めていて驚いた。「年寄りの冷水」の項目だ。 年寄りの冷水(ひやみず)(体の衰えた老人が生水を飲むことから)老人に不似合な危ういことをするたとえ。また、老人が差し出たふるまいをすることにいう。 「冷水」とは「生水を飲む」ことなの…

「クラクション」は英語で「ホーン」。では「クラクション」は何語?

妻が(馬鹿のくせに/だから)英単語学習アプリケーションにはまっているようだ。なんてソフトウェアだかよく知らないけど。 その妻が問うてきた。「クラクションって英語でホーン(horn)っていうそうなんだけど、クラクションは何語なの?」。

野球をプレイする小学生が減る中、国語辞典で「フォースアウト」を見てみる

プレイするものとしての野球の人気がどんどん衰えているらしい。個人的にはまあ、それも「時代の流れ」と思ったりはする。 小学校高学年の子どもが1年間によく行ったスポーツで、サッカーが40%に上ったのに対し、野球は14% via #NHK ニュース #野球 #…

「毛玉」は英語で「ピリング」とか「ピル」などと呼ぶ

「毛玉」を「ピリング」と呼ぶなんて全く知らなかった。そんなことを知るきっかけとなったのは次のようなツイートだった。 毛玉ができるしくみについて知りたい。 (岡山県立図書館) http://t.co/BOYdhMKBcX— 国立国会図書館関西館図書館協力課 (@crd_tweet…

昔、誤解していた「待てば海路の日和あり」

この言葉、中学生くらいの頃は「待っていれば海路(=遠路)から良いニュースがやってくる」という意味だと思ってた。 もちろん違う。 待っていれば航海に適した好天気になるということから、すなわち時期を待てば好機が訪れるという意味(今はこぎいでな、…

なぜか辞書で人気の排水管「トラップ」

きっかけは東京都下水道局のツイートだった。自分の「誤解」を思い知らされたのだった。 【意外と知られていない話】海外出張などで長期間自宅を空ける場合、トイレや台所にあるトラップの水分が蒸発してしまうことがあります。トラップが機能しないと、下水…

「回路」を引くだけでとても楽しめる国語辞典たち

昔の『三省堂国語辞典』(第四版)を眺めていた。そこで「回路」に出会った。 回路(名)〔理〕安全器を通って流れる、電気の道。 よくわからんなあ。「安全器」の仕組みもよくわからないが、回路には必須のものなんだろうか。

なかなか面白い国語辞典の「分数」(おまけ:仮分数を英語でいうと?)

たとえば『新明解』の「分数」を見てみる。 ぶんすう【分数】横線の上と下に数を書き、上の数(=分子)を下の数(=分母)で割った数(割ること)を表したもの。例、2/3。 やや本末転倒というか、そんな感じがしないでもないんだけれど、「横線の上と下…

「スクランブルエッグ」を国語辞典でみれば「洋風炒り卵」

「スクランブルエッグ」を国語辞典で引けば、きっと「かき混ぜながら作る卵焼き」なんてことが書いてあるんだと考えた。 ハズレだった。たとえば『岩波国語辞典』で引いてみると、3番目に「スクランブルエッグ」のことが書いてある。 スクランブル(1) 略(2) …

『三省堂国語辞典』以外に「海パン」を立項する辞書はあるだろうか?

『三省堂国語辞典』の第四版、時間のあるときに読み進めている。とはいってもまだ「かい…」のあたりだから、「読んでる」とは言えないかもしれないけれど。 今日、出会ったのは「海パン」。第七版でも立項されていたので七版を見る。 矢印は「省略語」である…

「男爵芋」は「ジャガイモ界の男爵!」なわけではない

ずいぶん前に書いたんだけど、もしかするとあまりに恥ずかしいことかと公開を躊躇っていた。 「男爵芋」の話だ。ずっと「ジャガイモ界の中でも男爵の名に値する特徴を持つ芋なのだな」と思い込んでいた。実は全く違うのそうだ。 日本国語大辞典を見る。 だん…

「ひきだし」と「ちゅうしゅつ」、漢字で書けば全く同じ!

『日本国語大辞典』の見出しには「送り仮名」がない。すなわち「おくりがな」を引いた見出しには「おくり‐がな 【送仮名】」と記されている。 そんな『日本国語大辞典』を見ていて驚いた。 ひき‐だし 【引出・抽出・抽斗】解説・用例〔名〕(1)引いて出すこと…

「怪盗」の語釈で「胸がすく」と記す辞書は?

辞書をめくっていて「怪盗」に出会った。標準的なのは『広辞苑』だ。 かいとう【怪盗】神出鬼没で正体をつかませない盗賊。 まあそんなところだろう。 ただまずは『三省堂国語辞典』でちょっと笑った。

「怪鳥」といえばロプロスだが、その辞書的定義は「ぶきみな鳥」

怪鳥ロプロスはドローンのように飛行しながら撮影することもできる。有益なやつだったな。まあロデムの美人さが素敵だとか、ポセイドンのメカニックさが素晴らしいという人の方が多いのかもしれないけれど。 バビル2世 OP FULL - YouTube でもぼくは「怪鳥」…

「海賊放送」とは「領海の外から」放送することなのか?

『三省堂国語辞典』を眺めていて「海賊放送」に驚いた。「領海の外からおこなう放送」であると定義しているのだ。 海賊放送とは「放送免許」などを得ず、無許可で放送を行うことを言うのではないのか。領海云々は関係ないと思うのだが違うだろうか。 などと…

「怪僧」という言葉、ラスプーチンを形容する以外にも使うのか? なんと広辞苑には…

「怪僧」といえば下に続くのは「ラスプーチン」。どんな人だか知らなくても「怪僧」ときけば即座に「ラスプーチン」と反応する。 ところでこの「怪僧」という言葉、「ラスプーチン」以外にも使うんだろうか。

蒸発は「熱を加えられて」起こるのか?

『三省堂国語辞典』で「蒸発」を見てみた。曰く「熱を加えられて」気体となることだとのこと。 確かに、蒸発するためには熱運動エネルギーを持っている必要があるけれど、果たして「蒸発」を国語辞典で説明する場合に「熱を加えられて」と記す必要があるのか…

「外食」に対応する「内食」「中食」は既にフツーの言葉

辞書をめくっていて「外食」に出会った。当たり前の言葉ながら辞書による微妙な差が面白い。 たとえば『新明解』は、わりと無色透明な定義をしている。 がいしょく【外食】(自サ)家庭で食事をせず、食堂・料理やなどで食事をすること。また、その食事。 確…

三省堂国語辞典の「かあ」とか「どお」とか。

書いてある目的がよくわからないんだな。たとえば火曜日の「火」。「かあ」とも言うと書いてある。 関西人は確かに言う。「血」のことも「ちい」と言う。

闘う辞書たち ― ネーブルオレンジの「臍」は膨らんでいるのか凹んでいるのか

『三省堂国語辞典』は「オレンジ」を「ネーブルに似ている」と定義している。個人的には「ネーブル」よりも「オレンジ」が身近で、「ネーブル」がよくわからない。もちろん「ネーブル」を引いてみる。 「へそのようなくぼみ」があるんだそうだ。きっと食べた…

「お山の大将」って遊び、知ってる?

『三省堂国語辞典』を見ていて(毎度のように)驚いた。「お山の大将」という遊びがあるそうだ。言葉としての「お山の大将」はもちろん知っていたけれど、そういう遊びがあるのは知らなかった。 もしかすると友達が少なかったせいかもしれないけれど、あちこ…