気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「てりあう」ってなんのこっちゃ?

『新明解』をみていると「てりあう」(照り合う)という言葉が出てきた。語釈を読んだけれど、よくわからない。 てりあう【照り合う】(1)互いに照る。(2)対応する。 ちょっと何いってんのかわかんない。 これでみなさん、「照り合う」の意味がわかりますか?

「ラップ」ってどんな音楽?

年寄りなもので、「ラップ」って音楽を説明できない。「こんな感じだよ〜」と歌ってみるのにもすでに年をとりすぎた。 そんなわけで当然に国語辞典をみる。『三省堂国語辞典』あたりから? ラップ【rap】リズムに乗って、おしゃべりふうに歌う音楽。

「咀嚼」on 新明解

『新明解』の「咀嚼」って、けっこうきてる。もったいぶるのもなんだから、いきなり『新明解』の語釈を引いておく。 そしゃく【咀嚼】食べ物をかみ砕き、やがて自分の血とし肉とすること。〔人の言った事や他人の書いた文章の意味をよく考えて、自分なりに理…

「そこのけ!」ではない「そこのけ」

いつものように国語辞典をぱらぱら眺めていると「そこのけ」という言葉があった。 なんだよ。馬が通るのか?

「ハタチ」と「イソヂ」

「20歳」を「はたち」といい、「50歳」を「いそじ」ということには何の違和感もない。「そういうもんだ」と思っていた。どうやら、このふたつの言葉の「ち」と「じ」は仲間らしい。 発見したのは『新明解』の「いそじ」だ。 いそじ【五十】〔「ぢ」は「はた…

伊勢海老は伊勢のエビ?

ぼくは奄美大島生まれ。で、奄美大島では伊勢海老もよくとれる(過去形かもしれないが、現在のことはよくわからない)。 しばらくして。伊勢の伊勢海老を食べたぼくは「え、伊勢にも伊勢海老っているの?!」とびっくりしたのだった。

飛行機が走るのはなぜ「滑走」?

飛行機が空港などで地面を走ることを「滑走」という。なぜ「走る」じゃなくて「滑走」なんだろう? 「滑走」の定義は『大辞泉』を引こう。 かっそう【滑走】[名](スル)1 すべって進むこと。また、すべるように進むこと。2 飛行機が、離着陸のときに地上…

地虫ってのはC字型の虫を指す言葉?

『新明解』の「地虫」をみてちょっと驚いた。全文を引いてみる。 じむし【地虫】コガネムシ・カブトムシ・クワガタムシなどの幼虫。イモムシに似て、地中にすみ、作物の根を害する。 え、そうなの? するってぇと、秋の季語である「地虫鳴く」ってのも、そい…

「ネクラ」は国語辞典に載ってるんだね。

ぼくはきっと「ネクラ」だが、それはともかく。 小学5年生5人と話す機会があったんだけど、みな「ネクラ」の語を知らなかった。

三国の「ルー」は偉いと思う。

「ルー」。ぼくがイメージしているのは「カレーのルー」の「ルー」だ。 ぼくの理解だと、「カレー・ルー」とは、「小麦粉や各種調味料を混ぜて固めたもの」という感じ。 我ながら下手な説明なので、国語辞典はどのようなすばらしい定義をしているのかとチェ…

「注射」を国語辞典でみる。

「注射」を国語辞典でみたことなんてなかったな。けっこう面白い。 『チャレンジ小学国語辞典』では次のようになっている。 ちゅうしゃ【注射】皮膚に針をさして、薬を体の中に入れること。

「忠告」は「アドバイス」なのかどうか。

英和辞典で「advice」を見ると「忠告」と書いてある。ぼくの好きな『ランダムハウス英和大辞典』には次のようにある。 ad・vice1 忠告,助言,勧告,アドバイス;(医師の)診察,診断,(弁護士の)鑑定2 (特に遠隔地からの)通知,知らせ*1;*2 (政治・外…

国語辞典的「やってくる」!

いつものように、小学生用の国語辞典を眺めていた。そこに「やってくる」が立項されていて驚いた。 「やってくる」ってのは、まあ「来る」って意味だろう? 辞書にあるってことは、なにか隠れた意味があるんだろうか? 「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」とかつければま…

シアサッテをめぐる東西対立

「やのあさって」ってのはけっこう難しい言葉だ。『小学新国語辞典』でみてみる。 やのあさってあさっての次の日。しあさって。【参考】地域によって、「しあさって」の次の日をいう所もある。

「ぐれる」って「ハマグリ」由来なんだって!

『小学新国語辞典』では「ぐれる」は「若い人が悪い行いをするようになる。不良になる」と定義されている。 若くない人だってぐれるよなあと、国語辞典をめくってみた。『大辞泉』はこんな感じ。 ぐ・れる 1 正しい道をふみはずす。不良化する。 2 予期し…

「くちなめずり」って言葉もあるんだよ。

「くちなめずり」、『三省堂国語辞典』にはないみたいなんだけど、『新明解』、『岩波国語辞典』、『明鏡』なんかにはふつうに載っている。 存在を知らないと、人が使ったときに「ちげーよ」とか笑ってしまいそうな言葉だなあ…。『日本国語大辞典』からひい…

国語辞典的な「ダウンロード」とは?

うちには音楽CDが1000枚くらいある。もっとあるかもしれないけれど、1000枚を下回ることはない。 それが何を意味するかといえば、ぼくがジジイであること。今の人々はCDなんてものを必要としない。 インターネット音楽配信は「ダウンロード」が主流だったが…

クレーターってなんだ?

ちなみに英語では「crater」。その意味は… cra・tern. 1 (火山の)火口,噴火口2 隕石(いんせき)孔:地球,月などの表面上に見られる流星体(meteoroid)の落下穴3 〔天文〕 (月面などの)クレーター. cf. WALLED PLAIN4 碗(わん)状間欠噴泉口.5 弾孔,弾痕(…

「サイボーグ」on 国語辞典

『チャレンジ小学国語辞典』や『小学新国語辞典』などには「サイボーグ」の項目がない。 それにも驚いたんだけど、『日本国語大辞典』の「サイボーグ」にもけっこう驚いた。 サイボーグ({英}cyborg (=cybernetic organism の短縮形))特殊な環境に順応…

「とちくるう」という語は辞書にない。

ほとんどの辞書に「とちくるう」という語は載っていない。ただし、たまに「とちぐるう」という言葉を載せているものはある。 だけど、どうも辞書の「とちぐるう」は、一般的な「とちくるう」とは違うような気がするんだ。 「とちぐるう」を載せる『日本国語…

「皮」って言葉 on 国語辞典

「皮」なんて、あまり辞書でひかないかなあ。たまたま『新明解』でみると、意外に面白そうだった。 動植物の外側をおおい、内部を保護するもの。 「当たり前」にみえるけど、「動植物」をまとめて扱う(扱える)のがちょっとおもしろい。また、皮は「境界」…

日国の「カレンダー」はかわいい!

月の「満ちかけ」が好きだ(笑)。「月」は「ふつう」に好きなんだけど、月の「満ちかけ」は「とても」好き。 そんなわけで『月の満ちかけ絵本』なんて本を読んでいる(まだ途中)。 月の満ちかけ絵本 作者: 大枝史郎,佐藤みき 出版社/メーカー: あすなろ書…

「マガジン」はもともと「倉庫」の意味。

ハードボイルド小説なんかを読むと、「弾倉」の意味で「マガジン」という言葉が使われるのを見る。 大薮春彦の『野獣死すべし』から引いておこうか。 銃把の弾倉止め(マガジンストップ)を押し、マガジンから挿弾子(クリップ)をぬき出した。挿弾子(クリ…

「まめな人」を漢字で書くと?

ぼくはついさっきまで書けなかった(さっき辞書をひいたので書けるようになった)。 書けなかったのはぼくがガサツだからかもしれない(ちなみに「がさつ」はひらがなで良いようだ)。 もったいぶらずに書くと「忠実な人」と書くのだそうだ(上の写真はマメ…

「エクストリーム」あります。

とある海外商品のパッケージをみていてちょっと笑ってしまった。 「開封後はエクストリームなコンディションを避けて保管してください」。 pic.twitter.com/FVBPrDBb42— maeda hiroaki (@torisan3500) May 1, 2019 「開封後はエクストリームなコンディション…

テレパシーはあるよ via 小学国語辞典

『広辞苑』を眺めていると、「念動」という言葉をみつけた。もちろん「サイコキネシス」(超能力の一種)の意味だ。この言葉、『日本国語辞典』にも載っているけれど、小型辞書にはあまり載っていないみたいだな。