死語になりつつあるらしき「ロンパリ」(放送事故ビデオあり)
「ロンパリ」。良い言葉じゃないように思えるので、消えてしまって良いとは思う。『三省堂国語辞典』の第六版・第七版では消えてしまっているようだが、第四版には立項されていた。
ロンパリ
【名】
(← ロンドン・パリ[=一方の目でロンドンを、他方の目でパリを見ること])〔俗〕斜視(シャシ)。
一時期、よく耳にした記憶がある。最近はあまり聞かないな。手持ちの他の辞書でも立項しているものは少ない。但し『三省堂国語辞典』のように以前はあったものの、最近の版で削除したのかどうかはわからない。
手元で新旧を比べられるものでは『新明解』は第三版、第七版ともに見当たらない。また『岩波国語辞典』でも第三版、第七版ともに見つからない。
「差別用語」なので使われなくなったということもあるのだろうということは、『大辞林』第二版でうかがうことができる。
ロンパリ
〔一方の目でロンドンを見、他方の目でパリを見ている意味〕俗に、シャシを嘲っていった語。
最近の辞書では『大辞泉』第二版が「ロンパリ」を載せている。
ロンパリ
《一方の目はロンドンを、他方の目はパリを見ている、の意から》斜視を俗にいう。
これも消えていくことになるのかどうか。
ところでちょっと興味深い映像があった。単に「ロンドン・パリ旅行」的な意味で「ロンパリ」ということもあるらしい。
【放送事故】日テレZIP! 10秒しりとりで「ロンパリ」発言 - YouTube