気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「仏舎利」の「しゃり」と「銀しゃり」の「しゃり」は同じ「しゃり」なのか!

釈迦の遺骨を「舎利」という。 ①仏陀または聖者の遺骨。塔に納めて供養し、広く信仰の対象とされた。仏舎利。 ②死骸を火葬にした後に残った骨。 これは『広辞苑』第六版。仏教のことなどを全く知らないけれど、さすがに「舎利」の言葉は聞いたことがあった。…

「読み」いろいろ。

『漢字雑談』の本に、何度も繰り返し「百姓よみ」という言葉が出てくる。あまり愉快な言葉とも思えないので、そんなに使わなくてもと思った。 百姓よみ、とは字のつくり(旁、おおむね右側)の読みを全体の読みとすることである。百姓をばかにしたような言い…

「理屈」ってのは「理が屈する」こと?

講談社現代新書の『漢字雑談』(高島俊男)を読んでいると、次のような記述があった。 「りくつ」を(理窟でなく)「理屈」と書くのは、りくつから言えばおかしい。「理が屈する」というのは、話のすじみちが通らなくなって行きづまることである via『漢字雑…

ヤツメウナギはいろいろ凄くて怖い。

まずWikipediaを見てみる。 現在生きているほとんどの"魚"が我々ヒトと同じ顎口類に属すのに対し、ヤツメウナギはこれとは別の系統である円口類に属している。円口類の中で現在も生存しているのはヤツメウナギ類とヌタウナギ類のみである。 詳しくわからない…

地面を固める「タコ」はどんなタコ?

「土俵」作りの写真もなかなか「貴重」感満載の良いものだったけれど、相撲協会のアカウントからは他にも面白い写真が流れてくる。 <土俵作り>形が整ったら小タコや大タコで突き固めてます。#sumo pic.twitter.com/1e0oGyF9a2 — 日本相撲協会公式 (@sumoky…

「異次元」は、ない。

本稿のきっかけは『大辞泉』のFacebookページ。「異次元」って言葉が立項されてなくて、自分で驚いたよという記事が投稿されていた。 『大辞泉』では「異次元」を次のように立項することにしたとのこと。 1 異なる次元。また、次元の異なる世界。「―空間」…

「ハクチョウ」というのは「カモ科ハクチョウ族」の鳥のこと。

皇居のまわりをうろうろと散歩していた。出会ったのはこんなカモ。 他人がゲットした何かにラッシュして奪いとろうとするカモ。結局奪い取ってました。もしかして親子とかなのかな? pic.twitter.com/0oA7DlPeG1 — maeda hiroaki (@torisan3500) July 1, 201…

濡れ手で…泡?

ツイートがあった。 【直したい表現】「ぬれ手に泡」→○「ぬれ手であわ」 ◆ぬれた手で粟(あわ)をつかむと、手にくっついて楽にたくさんとれることから — 毎日新聞・校閲グループ (@mainichi_kotoba) June 30, 2013 「に」と「で」 の微妙な違いを言ってるの…