四捨五入で還暦になって思う。ぼくは、結局「まとも」な人間になれなかったなあ。そもそも「まとも」を漢字で書けないしな。
てか、漢字があることも知らなかったよ。どうやら「真面」って書くんだって。そんな漢字のならびすら見たことないけどね^^。
まとも【真面】
(「と」は助詞「つ」の転)
(1)正面で向き合うこと。ましょうめん。
(2)正直なこと。また、きちんとしているもの。まじめ。
上に引いたのは『広辞苑』だ。『新明解』も、「まとも」の語釈にすら「真面(マオモ)の意」と記述している(そう言われてもわかんないけどね^^)。
「まつも」だか「まおも」だかいう言葉があって、それを漢字では「真面」と書いて、そして「まとも」という発音になったってことかな。
『日本国語大辞典』なら、語誌なんかもあるかもしれないと引いてみた。
ま‐と‐も 【正面】
(真(ま)つ面(も)の意)
(1)正しく向かっていること。しょうめん。ましょうめん。
(2)まっすぐなこと。正道にあること。まじめなこと。ちゃんとしていること。また、そのさま。
あはは。語誌はないし、おまけに漢字まで違うよ(笑)。で、漢字が違うくせして、語釈の中では「真つ面」のことだと書いてあるし。
意味わからないから「真つ面」を日本国語大辞典で引いてみても載ってないし(笑)。
これはあれだよ。陰謀だよ。「まとも」じゃない人間には、「まとも」の真実がわからないようになってるんだな。
「まとも」の真実のわかる「まとも」な方。まともじゃないぼくにもわかる情報をお持ちならお教えください。
ちなみに「まともな暮らし」は「an honest life」、「まともな金」は「honest money」、「まともな身なり」は「properly dressed」というらしいよ。