Timehopというアプリケーションを数年にわたって使っている。
www.timehop.com過去の同月同日に、SNSなどに投稿した内容をまとめて表示してくれるアプリケーションだ。「3年日記」とか「10年日記」なんてのに近いのかな。
過去の自分の投稿にあわせて、有名な出来事(Back to the Futureの公開日だよ! なんて話など)も紹介され、最後に意味があるのかないのかわからないようなコメントが表示される。
昨日表示されたコメントに、ちょっと笑っちゃったな。
マトリョーシカは嫌いだね。自意識過剰…ってか、自分過剰野郎だしね。 via Timehop pic.twitter.com/om9pMHAJTB
— maeda, h (@torisan3500) 2020年10月9日
上のツイートはもちろん意訳で、直訳するなら「ロシアの人形が嫌いだ。中身は自分ばかりだしね」みたいな感じ?
ちょっと感動したな(笑)。マトリョーシカに対して「自分ばかりかよ!」と非難するアイデアは思いつかなかった^^。
ちなみに「自意識過剰」 は大阪弁にすると「目立ちたがり」ということになる。ぼくが大阪にいた頃は大いに嫌われる要素だったし、相手に「目立ちたがりやんけ!」というのは最高度の悪口だった。
ただ、最近は「自意識過剰」という言葉を聞かないような気がするんだよな。「目立つ」ことが悪いことと考えられなくなったとか、そういう社会情勢の変化があったりするんだろうか?
言葉が失われてしまう前に、「自意識過剰」を辞書でみておこう。
じいしき‐かじょう【自意識過剰】
意識の中で、いつも自分を中心にすえて考えないわけにいかないような性向の強いこと。特に、欲求不満が起こっている自我意識には、阻止された欲求の意識と、その欲求を阻止されている自我が意識され、さらにそのような状態の中にある自我が意識されるというように、無限に意識が増大していくこと。
上は『日本国語大辞典』なんだけど、罵詈の中に哲学的要素を入れて、単なる悪口じゃないと主張しているのがうまいね(笑)。
じいしき‐かじょう【自意識過剰】
[名・形動]他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られるかを考えすぎること。また、そのさま。「―になる」「―な人」
『大辞泉』は、「キモいんだよ、おまえ」とまとめているわけだ(^^)。