新明解の第7版をぱらぱらと眺めていた。ちょっと目についたのは「スポーツマンシップ」。
フェアプレーをし、勝負にこだわらない、明るい健康的な態度・精神。
この言葉をそのまま受け入れると、大谷翔平にも「スポーツマンシップ」がないことになるね。
実はこの新明解の定義は3版から(それ以前はちょっとわからない)変わっていない。新明解3版は1986年。ロス五輪(1984)を経て、いろいろなスポーツで「プロ化」が導入され始めた頃だ。まだまだ「アマチュアリズム」を大切に思う人も多かった時代。
そんな時代だから「スポーツマンシップ」に「勝負にこだわらない」なんて文言が入ったんだろう。
ちなみに「勝負にこだわらない」と説明しているのは、新明解だけかなあ。「ちょっと違うことを書いてみたい」新明解らしい語釈と言えるかもしれない。