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プラトニックラブってなんだっけ?

ぼくの世代、「プラトニックラブ」と聞けば思い出すのは「久美子はプラスチックな絞殺死体」だ(笑)。(わからない人には何もわかるまい(^^))

それはともかく。「プラトニックラブ」ってのは、30年ほど前から死語になっているのかなあ…。「肉体関係」を重視する人は減り、ちょっとしたきっかけで肉体関係が結ばれるようになった。そうなれば、「肉体関係」の重みは減り、同時に「プラトニック」の重さも減る。

昭和なぼくとしては、今や「肉体関係」は「一緒に飯を食う」くらいの意味しかなしていないような気もする。

死に絶えるまえに「プラトニックラブ」を引いておこう。

プラトニック‐ラブ

{英}Platonic love )プラトーニックラブ・プラトニックラヴ》

精神的な恋愛。肉欲を離れた恋愛。

40年ほど前までは、「」と「肉欲」の区別が(とても)重視されていた。ときに「愛」に「肉欲」は入り込むべきではないとも主張されていた。

そんな考えから「愛」と「肉欲」の間のドラマが紡がれていた。今、「肉欲は普通じゃん。でもわりと面倒くさいよね」という時代になり、かつての舞台設定が成り立ちにくくなったりしている。

告白すれば、ぼくは「肉欲」時代の人間だ(笑)。このあと、どういう時代がやってくるのか、楽しみではある。


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