気になる言葉 on 国語辞典

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「論破くん」なChatGPT

ChatGPTすごいよ。完全に誤った情報を強弁して、勢いで相手を論破する(笑)。いろんな意味で参考になる。

論破君(=ChatGPT)に尋ねてみたのは「ふれだいこ」という言葉の意味。まずは日本国語大辞典の定義を載せておく。

ふれ‐だいこ 【触太鼓】
あることを広く知らせるために打つ太鼓。芝居・相撲などで行なわれたが、特に、相撲で、初日の前日に取組などを太鼓をたたいて市内に触れ回ること。また、その太鼓。

これがChatGPTにかかると次のようになる。

「ふれだいこ」という言葉の意味を教えてください

「ふれだいこ」という言葉は、日本語で「フレキシブルな働き方改革」の略称として用いられます。「ふれ」という部分は「フレキシブル」、「だいこ」という部分は「働き方改革」という意味があります。

具体的には、従来の働き方にとらわれず、労働者が柔軟に働き方を選択できるような環境を整備することを指します。例えば、テレワークやフレックスタイムなどの取り組みが含まれます。

「ふれだいこ」は、労働者のワークライフバランスの改善や生産性の向上などを目的として、企業や政府によって推進されています。また、新型コロナウイルス感染症の流行によって、テレワークの導入が急速に進むなど、「ふれだいこ」の意義がますます高まっています。

なんでだよ、おまえ(笑)。なんで「『だいこ』という部分は『働き方改革』という意味があります」なんだよ。しかも最後の結びが素敵すぎる。「『ふれだいこ』の意義がますます高まっています」

良い回答に大笑いしたあと、ひらがなだからこんな滑稽な回答が出てくるのかな、と漢字でも尋ねてみた。

「触れ太鼓」の意味を教えてください

「触れ太鼓」は、日本の伝統芸能の一つで、太鼓を直接触れることで演奏する太鼓の演奏法のことを指します。

一般的な太鼓演奏では、太鼓の表面に演奏用のバチを当てて叩くことで音を出しますが、触れ太鼓では、演奏者が素手で太鼓の皮に触れることで、太鼓の表面を振動させて音を出します。

触れ太鼓は、主に祭りやお祭りなどの行事で演奏されます。演奏者は、太鼓に向かって座り、太鼓を両手で支えながら、指先を使って太鼓の皮を触れることで音を出します。太鼓の音色やリズムをコントロールするために、演奏者の指の力加減や速さが重要となります。

触れ太鼓は、太鼓の音色やリズムが生身の手で感じられることから、迫力ある演奏ができる点が魅力の一つです。また、演奏者自身が太鼓と一体化していく感覚があるため、演奏を通じて心身の調和が図れるとされています。

なるほど。太鼓に直接「触れ」て、演奏する方法なんだそうだ。って、これは本当にあるの? ぼくがGoogleってみた限りではちょっとわからなかったんだけどね。でも「こういうのがあるの、おまえは知らなかっただろう?」という論破君(=ChatGPT)の迫力があるよね。

詰め寄ってくる迫力に感動を覚えた今日だった(^^)


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