ふと立ち寄った古本屋に『新訂大言海』を見つけ(まあ、どこにでもあるものだが)て買ってきた。
なんとなく「幸福」を引いてみた。もちろん「コウフク」でチェック。
しかし、違うんだなあ。甘かった。
旧仮名遣いで辞書を引くのもなかなか楽しい。「幸福」 via 『新訂大言海』 twitter.com/torisan3500/st…
— maeda hiroakiさん (@torisan3500) 2013年5月11日
「幸福」は「かうふく」なんだな。語釈も洒落てるね。「サイハヒ。運命(シアハセ)好キコト」。
「運命」と書いて「シアハセ」と読むのはもちろん格好良い。ただ、当時と今とでは「運命(シアハセ)」の意味も違うんだな。
仕合ハセタル時ニ、運ニ當リ、不運ニ當ルコト。
わかりにくいな。『精選版日本国語大辞典』の「しあわせ」を見ておこう。
めぐり合わせ。運命。なりゆき。機会。よい場合にも、悪い場合にも用いる。
- 作者: 小学館国語辞典編集部
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/01
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それにしてもこの『新訂版大言海』、時代のギャップがある分、「発見」に出会う確率も高そうな気がする。
- 作者: 大槻文彦
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