「土俵」作りの写真もなかなか「貴重」感満載の良いものだったけれど、相撲協会のアカウントからは他にも面白い写真が流れてくる。
<土俵作り>形が整ったら小タコや大タコで突き固めてます。#sumo pic.twitter.com/1e0oGyF9a2
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) July 2, 2013
「大タコ」や 「小タコ」がどんなものかわからないけれど、土俵の右側を突いているブツがそれなんだろう。
土俵のこちら側にもそのブツで突いたような跡がある。
この「タコ」、調べてみると、実はわりと一般的な用語のようだ。
『広辞苑』第六版も2番目の語義として「蛸胴突(たこどうつき)のこと」と記している。「蛸胴突」とは何か。
胴突きに用いる具。円筒形の木材に2本ないし3本の柄をつけ、数人がその柄を持ってつき固めるもの。たこ。
う~んと、「胴突き」とはなんだ。
(「土突(どづき)」の意という)土木・建築の際、地盤を固めるため、人力を利用して地盤をつき固める操作。じぎょう。じがため。
なるほど。要するに写真に写っている道具のことだ。 蛸をさかさにしたように見えなくもないからだろうか。
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ところで関西弁(大阪弁?)の「どづく」(ないし「どつく」)という言葉は「胴突く」あるいは「土突く」から出てきたのかなあ。ちなみに「殴る」という意味だ。
ちょっと調べてみたのだけど、『広辞苑』や『日本国語大辞典』、『大辞泉』などでは確認できなかった。
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