気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

2017-01-01から1年間の記事一覧

デンプン(澱粉)ってのは「沈澱」する「粉」

「デンプン」を、あまり漢字でイメージしたことがない。だから「澱粉とは沈殿する粉だ」なんて話も記憶にない。 小麦粉を塩水で練ってから水の中で揉むと、底に粉が沈澱します。これがデンプン。沈澱する粉だから澱粉っていうのね。via 『料理生物学』(小倉…

「オムレツ」と「玉子焼き」の違いは?

「卵焼き」と「オムレツ」の違いが気になったが、『岩波国語辞典』としては「どっちでもいい」が正解らしい?!

「生」(なま)とは「調理前の動物」のこと?

「生」を辞書的に定義すれば、「とってきた動物・植物を、煮たり焼いたりする前の様子」。

髪型の「リーゼント」は、なぜ名付けられたの?

日経新聞に「男の髪形、整髪剤の進化映す 〜 ポマードから泡状 より自然に」ってな記事があった。 「リーゼント、慎太郎カット、マッシュルームカット、ロン毛、ソフトモヒカン、おしゃれ7.3……」なんて書き出しなんだけど、そういえば「リーゼント」ってなぜ…

「乱切り」は「包丁の角度」を変えつつ「一定の大きさ」に切ること。

最近料理を始めた(米のとぎかたなども最近覚えたよ!)けれど、まだいまのところはわからない言葉だらけ。そんな言葉も国語辞典で引いてみる。 たとえば「にんじん」なんかに使う「乱切り」。 まるごとにんじん (絵図解やさい応援団) 作者: 八田尚子,大竹道…

直角の倍を「平角」っていうのを知ってた?

ぼくは知らなかった。知ったのは今日。『新明解』で「直角」を引いたときのことだ。 ちょっかく【直角】(1)水平面と鉛直な方角との間の角度である(をなす)様子だ。(2)〔幾何学で〕平角の半分の大きさ(の角)。90度に等しい。 (1)と(2)の違いもちょっとよ…

「わや」は「全国で用いる方言」だった!

『王国の独裁者』という本を読んでいると、気になる表現が出てきた。「何もかもワヤ」という表現だ。 王国の独裁者 (ウェストマーク戦記 1) 作者: ロイドアリグザンダー,Lloyd Alexander,宮下嶺夫 出版社/メーカー: 評論社 発売日: 2008/11 メディア: 単行本…

「短足」なる語は存在しない(ほとんど)

ちょっと驚いた。「短足」を載せていない国語辞典が多いみたいだ。 たとえば下は岩波国語辞典。

「麒麟」の「麒」はオスの麒麟、「麟」はメスの麒麟なんだって。

麒麟なんて高貴な動物について「オスメス」と呼んで良いのかはともかく。「麒麟」が、キリンの雄雌を言うのだと知らなかった。 上は『新明解』。 いわく「想像上の神秘な動物。『麒』はその雄、『麟』は雌で、聖人が世に出、王道が行われる時生まれ出ると伝…

「特殊算」はどこまで国語辞典に載っているのかな?

「時計算」とか「旅人算」とか「和差算」とか「植木算」とかが嫌いだ。 問題自体が嫌いなのではなく、「特殊算」として「名前」がついているのが嫌い。「特殊」でもなんでもなく、普通に考えれば解けるんだもの。

角錐と円錐を勉強してみた

国語辞典で算数・数学用語などをみるのはなかなか楽しい。今回は「角錐」をみてみた。そしてその定義が面白くて「円錐」を引いてみた。 「角錐」とは「一つの多角形を底面とし、その各辺上のすべての点と平面外の一点とを結ぶ各三角形を側面とする立体」であ…

「ぶちころす」は「殴って殺す」こと?

ふと国語辞典で「ぶちころす」を見てみた(笑)。すると「殴って殺すこと」なんて語釈があった。「殺す」を単に強めていう言葉だと思っていたのでちょっとびっくり。 上の写真は『新明解』。この最初の語釈をみてびっくりしたんだけど、他の辞書で漢字表記を…

「再建」を「さいこん」と読むのは(たぶん)常識。

「恥ずかしながら」というべきなんだろうな。ぼくは「再建」を「さいこん」と読む(ことがある)のを知らなかった。 この字は「さいけん」と読むんじゃないのか?(写真は『新明解』)。