奄美大島(のぼくが生まれたあたり)ではマンゴーほどじゃないけど、バナナの木(正確には木じゃないけどね)もそこらに生えている。本土でよく見るものとは、ちょっと種類が違うけどね。
でも最近、バナナを食べてないなあと思ったんだけど、やっぱり相当にメジャーなプロダクトであるようだ。
バナナは果物としては世界最大の生産量を誇り、 農作物としても、小麦・米・トウモロコシにつぎ世界で四番めに多く栽培されている。
— maeda hiroaki (@torisan3500) July 17, 2019
via 『バナナの世界史』(ダン・コッペル)https://t.co/87FEJiIaTr
そういえば「バナナ」。国語辞典にはどんなふうに載っているんだろう? まずは『新明解』から。
バナナ【banana】
バショウに似た熱帯特産の大型の多年草。実は細長くて、甘く、においがいい。皮は黄色。
「においがいい」ってのは、まあ『新明解』得意の断定だな。そこにまあ興味がないわけじゃないけど、説明はごく簡明。『明鏡』なんかでも、もっと詳しいね。
バナナ【banana】
熱帯地方で栽培されるバショウ科の多年草。また、その果実。葉はバショウに似る。房状になる果実は湾曲した紡錘形で、多くは黄色に熟す。品種が多い。
この説明、興味深い。何がかといえば、たとえば「栽培される」ってとこなど。「バナナといえば食用バナナ」ってことで、食用バナナをイメージして解説したのかな。「多くは黄色」ってのも、『新明解』と違うところ。
『広辞苑』はさらに詳しいよ。
バナナ【banana・甘蕉】
バショウ科の多年草。雌雄異花だが、ふつう単為結果し、種子を作らない。熱帯アジア原産。熱帯各地に広く栽培され、ブラジル・インド・フィリピンなどに多い。果実は熟すと黄色になり芳香美味。生食用のほか料理用など品種が多い。日本ではフィリピン・エクアドル・コロンビアなどからの輸入が多い。実芭蕉。
「芳香美味」って言い回しがあることを初めて知ったな。「雌雄異花だが、ふつう単為結果」ってのは、自生バナナもそうなんだっけ。ちょっと詳しいことはわからない。フィリピンはともかく、エクアドルやコロンビアからの輸入が多いってのも、ちょっと驚く。「船の上にバナナはやしてんのかよ!」みたいな…。
いろいろ勉強させていただきました。
ところで下の写真。自転車で「子の権現」ってところに行った時にとった写真。このバナナは相当怖い^^。このワイルドさは感動的。
子の権現に登る麓で撮ったバナナ。これ、こわいよねえ。。。 pic.twitter.com/gBd86htzhG
— maeda hiroaki (@torisan3500) July 17, 2019
バナナの世界史――歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ)
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