希望あふれる「おいさき」
たいていの人は「おいさき」という言葉をきくと、自らの人生の行くすえとか、あるいは日本の少子高齢化に思いをいたすのではなかろうか。
でも。実は「おいさき」は「未来志向」の言葉でもあるらしいよ。
「生い先」という言葉を知らなかったよ。
— maeda, h (@torisan3500) 2022年10月1日
> おいさき〔おひ‐〕【生い先】
子供などが成長していく将来。行く末。「―が楽しみな子」(大辞泉)
一般的には、ってか、ぼくは「おいさき」は「老い先」だと思ってた。でももともとが「生い先」で、そこから「老い先」という語が生まれたらしいよ。
おい‐さき 【老先・老前】
(「生い先」からの類推でできた語か)
(1)年を取っていく行く末。年を取ってからの余生。
(2)「おいさき(生先)」に同じ。
おい‐さき[おひ‥]
成長発展していく行く末。古くは、将来性豊かで期待が持てる場合に多くいった。将来すばらしくなる可能性。将来。将来性。老先(おいさき)。生末(おいすえ)。
まあ確かに。老いてきたぼくにあるのは「先」でなく「後」かもしれないね(老後)。すると「老い先」は適切な語じゃなく、「生い先」が相応しいのかもしれない。