「しりけん」ってのは「手裏剣」のことらしい。
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「尻」でやる「じゃんけん」だかなんかのことかと思った。どうやら『新明解』がヘンテコな言葉を載せてるわけではないようだ。
「しりけん」なんて言わねえよ、と『新明解』をみて思った。でも『広辞苑』でも立項していて驚いた。 #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/EDz4yPE4Ut
— maeda hiroaki (@torisan3500) September 7, 2013
思ったところが『広辞苑』第六版にも載っている。
しり‐けん【手裏剣】 シュリケンの訛。
聞かないけどなあ。
「手裏剣」の方も載せておこう(『広辞苑』より)。
手の中に持って敵に投げつける武器。非常臨機の処置として差添(さしぞえ)の脇差(わきざし)や小刀(こがたな)を利用したが、近世は先を尖らせた大きな鉄針を使用、十字形のものもある。
「非常臨機の処置」という言葉がちょっと格好良いな。
『日本大百科全書』によれば「江戸時代の武具」だとのこと。わりに新しい武器であるようだ。語源については「手の中に隠せる程度の大きさの剣」なんてあたりにあるようだ。