小型辞典などには載っていないけれど、たとえば『広辞苑』の現行版などは載せている。「猫下ろし」っていったいなんなんだろう?
岩合光昭 世界の猫 2017 カレンダー ([カレンダー])
- 作者: 岩合光昭
- 出版社/メーカー: 労働教育センター
- 発売日: 2016/09/10
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言葉の定義はもちろん辞書に掲載されている。『広辞苑』はこんな感じだ。
ねこおろし【猫下ろし】
猫が物を食い残すこと。また、その食い残した物。
猫のくいのこしを「猫下ろし」と言うのだ。しかしこれ、どういうときに使うんだ?
猫が残したから悪いものなのか、それとも何らかの理由で良いものなのか。あるいは猫の健康状態とかそういうことをいうのに使う言葉なのか。
もともとは古語だそうなので「無理かな」と思いつつ小型の『三省堂 全訳読解古語辞典』を見ると載っていた。
ねこおろし【猫下ろし】
〔名〕猫が食べ物を残すこと。また、その食べ残し。(例)「猫殿は小食におはしけるや。きこゆる猫下ろしし給いたり」<平家・八・猫間>
『広辞苑』とさほど変わらない感じ。すなわち用法がぜんぜんわからない^^。
ちなみに例文は、ぼくの確認した限りでは「ねこおろし」を載せている辞書すべてに共通だ。
おそらくは、教養のある人には「猫下ろし」の用法など明らかすぎるんだろうな。残念なぼくにはまったくわからない。
辞書にはしばしばこういう言葉が載っている。