気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「コアラ」でいちばん面白いのは『三省堂国語辞典』?

国語辞典を眺めていると「コアラ」に目がひかれた。

アニア AS-24 コアラ

アニア AS-24 コアラ

 

最初に見ていたのは『岩波国語辞典』だ。

コアラ
形がくまに似た、オーストラリア産の哺乳動物。体調約60センチ。ユーカリの葉を食べ、めすは腹にふくろがある。こもりぐま。koala。

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ホース(水道ホース)は日本語でなんて言うの?

シャワーを浴びていて気になってしまった。急いで出てきていろいろと辞書をくってみた次第。「ホース」って日本語でなんていうんだろうな。

タカギ(takagi) クリア耐圧ホース 5m PH08015CB005TM

タカギ(takagi) クリア耐圧ホース 5m PH08015CB005TM

 

日本国語大辞典』には「樋口」のことだとある。

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辞書での「恋」は「男女間」のもの

辞書の「恋する」はなかなかおもしろい。たとえば『大辞泉』なら次のような感じ。

こいする【恋する】
〔動サ変〕恋をする。慕う。

「恋する」の意味が「恋をすること」と言われるとちょっとむっとしてしまうけれど、多くの辞書がこんな感じ。

もちろんこれは手抜きでもなんでもなく、「恋」の項目をみてみてね、ってことだ。

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キスマークが原因で脳梗塞になって死ぬことがあるらしいよ!

キスマークが原因で死ぬことがあるんだって。いや、浮気がバレて殺されるとかそういう話じゃなくて。Timeが報じていたよ。

キスマークが血栓となって、それが脳に飛んで死んだらしいとのこと。

で、「キスマーク」だけど『日本国語大辞典』にも載っているんだな。

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「映画」の語釈はなんとかならんのか?

「映画」についての国語辞典の語釈がよくわからない。ぼくが馬鹿だから、というのはある。ただもう少しわかりやすくすべきだと思う。

たとえば、「わかりやすさ」を意識しているはずの『新明解』はこんな感じ。

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えいが【映画】
高速度〔=一秒間に二四こま程度〕で連続撮影したフィルムを、映写幕に同速度で連続投影して、被写体の形や動きを再現するもの。(略)

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死語となった「チリ紙」(ちりし)

小学校低学年の頃。大分県杵築市寺町というど田舎(当時)に住んでいた。トイレも汲み取りばかりだったし、向かいの家は風呂も薪だったな。

そんな頃、ぼくたちは「トイレットペーパー」なんてものを持たなかった。何で用を足していたかといえば「ちりし」(ないし、ちりがみ)だ。

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辞書に生き残る「大手合」

岩波国語辞典』の「手合い」を見た。

てあい【手合(い)】
(1)(やや軽んじた言い方で)連中。仲間。転じて、種類。
(2)勝負をすること。手あわせ。「大――」。

ああ、「勝負」の意味の「手合い」の例として「大手合い」を用いているな。そもそも「大手合い」という制度がなくなっているんだけれど。

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広辞苑に見る「アフリカ」(初めて目にした「黒人アフリカ」)

広辞苑』で「アフリカ」をみていた。

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語釈の中に「黒人アフリカ」という語があり、耳慣れない言葉にちょっと驚いた。

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