「心字池」という言葉を知ったのは小学6年生の頃だ。ぼくはてっきり固有名詞なのだと思っていたけど、これは一般名詞みたいだね。あちこちに「心字池」が存在する。日比谷公園にもあるね。
そして一般名詞であるので国語辞典にも載っている。『広辞苑』あたりから引いておこう。
「ものが有名」ではなく、「ものは有名」ってのが、まあ味わい深くはあるね。
まあ、それはともかく。
確かに「心字池」ってのはそういうものだよね。それで納得しそうなんだけど、『新明解』をみてちょっと心が震えた(心字池の心からする洒落じゃない^^)。
『新明解』の「心字池」を引いてみよう。
しんじいけ【心字池】
〔心の字の形に作った池の意〕みぎわの線の出入りを複雑にし、それに沿って植木の変化をあんばいした日本庭園の池。
えっ! そうなの?
ぼくはもっと直接的な意味なのかと思っていたよ。まさか「出入りを複雑」にするためだったとは!
この解釈をみたのは『新明解』だけだから、これはもしかすると間違いであるとか、少数説であるのかもしれない。でも「う、そういう意味だったの!?」と、心を動かしてくれた《くどいが洒落じゃない)ことに感謝するぞ。
閑話休題。ぼくが「心字池」なる言葉を知ったのはこの曲からだ(^^)。日比谷公園の心字池には、3つの赤い橋はなかったような気がするな。
H264_太宰府は春 いずれにしても春.MP4 (1983.12.28. 東京 人見記念講堂)
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