気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

国語辞典の「微分」や「積分」

人のツイートを見て、ちょっと確認したくなった。

物理学の先生のツイートだ。

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微分積分って、国語辞典ではどうなってるかな。小型辞書に尋ねるのはさすがに悪いような気がしたので『大辞泉』第二版に問うてみる。まずは「微分」。

ある関数の導関数を求めること。

ちょっと笑える。

むずかしい微分積分

むずかしい微分積分

積分」を見てみる。 

与えられた関数について、微分してこの関数になるすべての関数。

これはちょっと意味がわからない。微分については『広辞苑』第六版も同じような感じなんだけど、「積分」は『広辞苑』の方が真摯な態度に思える^^。

関数の表す曲線とx座標軸上の一定区間とで囲まれる面積を、ある極限値として求めること。この計算を関数の与えらʈれた区間の上での積分といい、極限値を関数の定積分という。定積分を求めることは、与えらʈれた関数を導関数とする第2の関数が分かれば簡単になる。この第2の関数を初めの関数の不定積分という。

いろいろと「微分積分」を概念的に説明しようとする「入門書」も眺めてきた。でも個人的には結局高校数学程度の技を身につけてから概念書を読むほうが効率的だと思う。

冒頭で引用したツイートには賛成だけど、ただ、結局「どういう計算をするのか」がわかんないと、どんな「化け物」なのかもわかんないように思う。

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