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気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

久しぶりに聞いた「カッターシャツ」にも驚いたが…(追記あり)

久しぶりに「カッターシャツ」なんて音を耳にした。

そうだった。大阪に住んでいた頃、いわゆる「ワイシャツ」を「カッターシャツ」と呼んでいたな。

日本国語大辞典』の語誌に次のように記されている。

「勝った」のもじりで、スポーツ用品メーカー美津濃(現名ミズノ)元社長・水野利八の造語。

もう何年も「カッターシャツ」なんて言葉も聞いてなかったけれど、そうか、あれはそのまま「ワイシャツ」のことだったんだな。但し、学生用を「カッターシャツ」と言い、社会人用を「ワイシャツ」ということもある様子。 

男のシャツの本

男のシャツの本

ところで、上の『日本国語大辞典』の語誌欄には続きがある。

以前はワイシャツは最も汚れやすい襟(カラー)と袖口(カフス)が身頃から取り外せるのが一般的だったが、化繊の発達によって一体化したものが普及した。

むむ。その事実は全く知らなかったけれど、確かにその通りなんだろう。和服から考えれば「そりゃそうだ」な感じ。

一体化以前のワイシャツがどんなものだったかわかんないんだけど、今でもカフスおよびカラーの取り換えができるものは売られてるみたいだ(無知だなあ)。

『大辞泉』第二版などでも「ワイシャツ」を「台襟・カフス付きのシャツ」と定義している。これは単にシャツの「種類」を示すものなのではなく、「歴史」を示す言葉なのかな。そう考えていたことはなかった。

部長!ワイシャツからランニングがすけてます 男の器は服でつくる (朝日新書)

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追記】学生服のカラーが外せるのはその名残りでしょう、と。なるほど。「なんでこんな作りなんだろう」なんて考えたことがあったな。