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気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「政党要件」が国語辞書にあるのは『デジタル大辞泉』のみかな?

社会

昨日からニュースで何度も流れてきている。日経新聞の7月22日朝刊にも載っている。

みどりの谷岡氏は、2009年衆院選の太田昭宏公明党代表(当時)以来の党首の落選となる。1議席も得られず、政党要件を失う見通しだ。

現代日本の政党デモクラシー (岩波新書)

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「政党要件」なんて久しぶりに聞く言葉だな。総務省のサイトに説明がある。

見渡した所、国語辞典でこれを載せているのは『デジタル大辞泉』だけの様子(探し方が悪いだけかもしれない)。

『大辞泉』第二版にもなく、付録のDVD-ROMにもない。最近大幅に収録語数拡大を行なっている中で登録されたのかな(いつ登録されたのかを確認する方法はありますか?)。

『デジタル大辞泉』の語釈を引いておく。

公職選挙法などが規定する、政治団体が政党と認められるための条件。国会議員が5人以上所属するか、直近の国政選挙で全国で2パーセント以上の得票(選挙区か比例代表かいずれか)があること。

ただ、なんだな。今回のニュースでも、説明抜きで「政党要件」などという言葉を使う必要があったのかどうか。「政党助成」の対象になるとかなんとか、そういう説明付きで報じれば良いだけなんじゃないかとも思う。

「政党助成」や「政党助成金」は他の辞書にもいろいろと定義がある。『広辞苑』第六版「政党助成」を見よう。

政党に対する助成。日本では、1994年制定の政党助成法により国費から一定の交付金が支給される。

基本的に政治に(選挙に)興味がないので、気づいてないだけなのかもしれない。ただ「政党要件」という言葉の使われ方が、やや不親切な感じがしている。

日本の選挙―何を変えれば政治が変わるのか (中公新書)

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