気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「バイオロギング」って和製英語なんだって!

「バイオロギング」ってのは和製英語なんだそうだよ! 日経新聞に書いてあった。

バイオロギングからいろいろなことがわかっている中、この言葉が日本由来であるのはなんだか嬉しい。

たとえばバイオロギングはこんな驚きをもたらしてくれている。

シャチは65キロで泳ぐんだと信じていたよなあ。「学者が言ってるんだからそうなんだろう」という思い込みに、今となってはあまりにシンプルなバイオロギングが「それは違うよ」と「真実」を叩きつける。

ぼくたちはほんとうに「すげー」時代に生きていると思う。

ペンギンが教えてくれた 物理のはなし (河出ブックス)

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ところで「バイオロギング」。和製英語であるのは間違いなさそうなんだけど、その語を載せる国語辞典があるのかどうかみてみた。

まああまりないようではある。期待するのは(なんでも載せる)『大辞泉』。みてみるとやっぱりあった。

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「なんでも載せてるなあ」と無定見を批判するふうに感じることもあるけれど、しかしここまで徹底していると「スゴイ」。

ちなみに手持ちの辞書、5、6冊を見てみたところでは、この語を載せているのは『大辞泉』だけだった。

野生動物は何を見ているのか―バイオロギング奮闘記 (キヤノン財団ライブラリー)

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バイオロギング?「ペンギン目線」の動物行動学? (極地研ライブラリー)

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