「バイオロギング」ってのは和製英語なんだそうだよ! 日経新聞に書いてあった。
生物を意味する「バイオ」と、記録することを意味する「ロギング」を組み合わせた和製英語で、今では学術用語として海外でも定着している。 via #日経新聞
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2016年5月1日
バイオロギング、行動データ収集し分析https://t.co/CKzec5tHg5
バイオロギングからいろいろなことがわかっている中、この言葉が日本由来であるのはなんだか嬉しい。
たとえばバイオロギングはこんな驚きをもたらしてくれている。
巷間ペンギンは時速60キロ、シャチは65キロで泳ぐと書いてある。しかしバイオロギングによる調査を行うと、みんなせいぜい時速8キロがいいところだ。バイオロギング以前、海中動物の動きのことなんかまるでわかっていなかったのだ via 『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』(渡辺佑基)
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2015年5月29日
シャチは65キロで泳ぐんだと信じていたよなあ。「学者が言ってるんだからそうなんだろう」という思い込みに、今となってはあまりにシンプルなバイオロギングが「それは違うよ」と「真実」を叩きつける。
ぼくたちはほんとうに「すげー」時代に生きていると思う。
ところで「バイオロギング」。和製英語であるのは間違いなさそうなんだけど、その語を載せる国語辞典があるのかどうかみてみた。
まああまりないようではある。期待するのは(なんでも載せる)『大辞泉』。みてみるとやっぱりあった。
「なんでも載せてるなあ」と無定見を批判するふうに感じることもあるけれど、しかしここまで徹底していると「スゴイ」。
ちなみに手持ちの辞書、5、6冊を見てみたところでは、この語を載せているのは『大辞泉』だけだった。
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