先日もとりあげたジュウシマツ。もう少しみてみる。
三省堂国語辞典の「微妙な区別」がよくわからないが… #辞書 #国語辞典 #動物 / “三省堂国語辞典によると、ジュウシマツは「カゴに飼う」。そして文鳥は「家に飼う」。両者の違いはどの辺にあるのだろう? - 気になる言葉 on 国語…” http://t.co/O3RI2pGk34
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 3月 28
『広辞苑』を見てみる。
じゅう‐しまつ【十姉妹】 ジフ‥
スズメ目カエデチョウ科の鳥。スズメよりやや小さい。愛玩用飼鳥。地色は白色で、暗褐色などの不定の紋があり、また、純白色のものもある。コシジロキンパラという小鳥を日本で改良したものといわれる。仲が良く、抱卵・育雛がうまい。ジュウシマイ。
なるほど。「抱卵・育雛がうまい」のだ。褒め言葉だ。しかし『明鏡』では若干ニュアンスが異なる。
じゅう‐しまつ【十姉▿妹】
〖名〗
スズメよりやや小さい、カエデチョウ科の飼い鳥。羽色は純白から黒に近いものまでさまざま。よく繁殖する。十姉妹(じゅうしまい)。
『明鏡』によれば、ジュウシマツは「よく繁殖する」。う~ん。「よく繁殖する」は褒め言葉のイメージじゃないな。耳にすれば照れてしまう感じだ。
しかし、少子高齢化社会の中、こういう言葉に照れる奴は「社会の敵」なんじゃないかと反省したりも、するのだ。
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