『広辞苑』第六版には別にロマンは感じない。
数量および空間に関して研究する学問。代数学・幾何学・解析学(微分学・積分学およびその他の諸分科)、ならびにそれらの応用などを含む。
まず、当たり前の話だ。
- 作者: 遠山啓
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1959/11/17
- メディア: 新書
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ちょっと素敵に感じるのは『新明解』第七版。
数・量・図形・関数などの性質や相互の関連およびそれらの間に成立する法則を研究する学問。〔得られた結果の全体を論理的体系にまとめる努力が行われる。扱う対象により、代数・幾何・解析の三大部門に分かれる〕
ちょっとホンワカしたりしないだろうか。
- 作者: デーデキント,河野伊三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/11/16
- メディア: 文庫
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少々わかりにくい「解析」について、数学にかかわる部分のみ引いておく。もちろんこちらも『新明解』より。
「相互の関係」というキーワードがちょっとしつこい感じもするが、まあそう表現したくなるところではある。
- 作者: 田島一郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1981/01/20
- メディア: 単行本
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ところで、『明鏡』が少々変な感じ。まず「数学」を引くと、次のように出る。
そして「解析学」は次のように定義されている。
「数学」の説明では微積分と解析学が並立しているけれど、「解析学」の項では微積分が含まれてしまってる。
ちょっとしたミスなんじゃないかと思う。