ふと「どんぴしゃ」なんて単語が辞書に載っているものかどうかが気になった。
辞書をめくってみると載っていた。但し、「どんぴしゃ」は、ある語を略した言葉であるようだよ。
ある語というのは「どんぴしゃり」。『日本国語大辞典』をみてみる。
どん‐ぴしゃり〔形動〕
まったく適中し、そのとおりであるさま。ぴったり合うさま。どんぴしゃ。
まあ、そうなんだろうな。感慨はない。ただし「どんぴしゃり」という言葉は使ったことがない。もちろん「どんぴしゃ」の語は何度も使ったことがある。
勝手に想像するに、ほとんどの人が「どんぴしゃ」は使ったことがあるけど「どんぴしゃり」は使ったことがないんじゃないかと思う。そういう場合でも「どんぴしゃ」の「本当」は「どんぴしゃり」であると言い続けるのがふさわしいのかどうか。
新語に寛容な『三省堂国語辞典』も「どんぴしゃ」を載せずに「どんぴしゃり」のみ立項している。
「どんぴしゃり」という言葉を使ったことのある人に、ちょっとあってみたいな^^。