ブロッコリーとカリフラワー、似てるとは思ってたんだ。でも「たまたま似てるんだろう」と思っていたんだよな。
(注:ぼくは40代半ばまで野菜が食えなかった。そのせいもあって…知らないことはあまりに多い))
たとえば『日本国語大辞典』には次のようにある。
ブロッコリー … キャベツの栽培品種の一つ。ハナヤサイ(カリフラワー)に似るが、茎は高く伸び、花球は黄緑色で、肥厚や変形の程度は著しくない。花球の部分を食用にする。きだちはなやさい。 #辞書 #国語辞典
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2018年5月21日
via 日本国語大辞典
「カリフラワーに似る」と書いてある。「似る」と書いてあるのなら、その両者は別物であると考えるのが普通のはずだ。
『新明解』も、次のような語釈を載せる。
ブロッコリーとは「カリフラワーに似て、緑色のもの」。この新明解の語釈は「庶民の味方」的な^^? #辞書 #国語辞典
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2018年5月21日
「似てるけどねー。緑色がブロッコリーで、白色がカリフラワーなんだよ」と書いてある。勝手に補って読むのなら「でもぜんぜん違うものだから混同して恥をかかないでね!」てな感じ。
しかし。どうやらブロッコリーとカリフラワーは「同じようなもの」なんだって。たとえば『広辞苑』には次のようにある。
ブロッコリー
キャベツの一変種。カリフラワーの原型で、花蕾が緑色で側枝にも生じるものがあり、これを食用にする。ミドリハナヤサイ。メハナヤサイ。
カリフラワーってのは、ブロッコリーを変化させて生まれたものなんだそうだ。
『三省堂国語辞典』にも次のようにある。
植物でいう「わせ」とか「おくて」ってのもよくわからないから調べてはみたい。でもきっと、ブロッコリーとカリフラワーが(ほぼ)同じものだということすら知らないぼくが調べてみても、きっと何もわからないのだろう^^。
ブロッコリーとカリフラワー。「別の種がたまたまよく似てるんだな」なんて思ってたのは、日本人の3%弱くらいかもしれないな…。
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