気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

テレビ on 国語辞典

テレビなんてのは当たり前すぎる言葉で、国語辞典で引く人もあまりいないだろうな。でも引いてみるとなんだか難しいことを言われてちょっと笑ってしまう。

たとえば『新明解』のテレビをみる。

テレビ
動く画像と音声・音響を電波で広い地域の受信装置に送って、不特定の大衆に同時に視聴させる仕組み。TV。〔狭義では、その受像装置だけを指す〕

これ、語釈を先にみると、ヘタすると「テレビ」のことだとわからないかもしれない(笑)。でも、テレビについてはこういう語釈をしている辞書がわりと一般的みたいだ。

わかりやすさを旨とする『三省堂国語辞典』もなかなかむずかしい。

テレビ
(1) 動く映像や音声、文字などの情報を、電波やケーブルを使って広い範囲に放送するしくみ。テレビ放送。
(2) 「テレビ(1)」の受像機(の画面)。
(3) 「テレビ(1)」の番組。

難しいのは国語辞典だけなのかどうか。英英辞書ではどうなんだってのも、ちょっと気になる。すると、国語辞典と似たような定義が一般的であるようだ。たとえばCOD

television
1 a system for converting visual images (with sound) into electrical signals, transmitting them by radio or other means, and displaying them electronically on a screen.
2 the activity, profession, or medium of broadcasting on television.
3 (also television set) a device with a screen for receiving television signals.

伝送の様子だけじゃなくて、信号化することにまで触れていて、より本格的だ^^。3番目があればいいじゃんとも思うんだけど、そうもいかない様子。

でも、こうした定義はさすがに言い過ぎなんじゃないかと思ったりするLDOCEはちとかわいい(この定義に似た辞書は他にもある)。

television
1 (also television set) a piece of electronic equipment shaped like a box with a screen on which you can watch programmes. (以下略)

ちなみにこの定義は2014年の第6版。どこまでを「like a box」とするのか難しい話ではあるけれど、今のテレビの形状を「箱状」とは言わないんじゃないのかなあ。

LDOCEにはたまにこうした「かわいい」ところがある。持っている電子辞書に入っているんだけど、つい眺めたくなって本日(いまさら)紙版を買ってきたりした(笑)。

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

 

OALDがあればいらないじゃないか、と、10年くらい購入をためらってきた辞書だ。どうせ買うならさっさと買っておけばよかったな。LONGMANはカラーで紙がまあ安っぽい。あまり趣味ではなかったはずなんだけど、かわいらしさに負けた^^。

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