てっきり三省堂国語辞典の勇み足なのかと思った。
「ちょんちょこりん」とは「頭などについた小さなごみ」のこと。 via 三省堂国語辞典 #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/71OcuDtJVd
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2015, 1月 7
「ちょんちょこりん」という言葉はこれまで半世紀ほどの人生の中できっと使ったことがあると思う。でも、「小さなゴミ」という意味だとは思ってなかったなあ。
「いや、それは三省堂国語辞典の中だけの語釈なんじゃない?」と思った。しかし他の辞書も同様の語釈を載せている。
国民辞書(?)の『広辞苑』も同じだ。
ちょんちょこりん
(1) 頭や服についた小さなごみ。
(2) 髪の一部を結って短く立てた形
(2)がよくわからないけれど、要するに「ごみ」のことらしい。『三省堂国語辞典』も、やはり「ごみ」だ。
ちょんちょこりん
(1) 「頭や着衣などに付いている、目立ったごみ」の幼児語。
(2) 「出来そこない・おっちょこちょい」を侮蔑を含意して指す称。
他の辞書を見ても「ゴミ」説が主。但し少々異なる見解を示すのが『現代国語例解辞典』。
ちょんちょこりん
他人の頭や衣服についているちょっとしたもの。それを見て、「だれかさんの頭にちょんちょこりんがとまった」とはやしたてたりする。
「ちょっとしたもの」なので「ゴミ」ではないのかもしれない。但し、存在することで「はやしたてたり」されるわけで、まあ、プラスの意味はないのだろう。
ずっと、小さなモノを侮蔑的に表現するときに「ちょんちょこりん」という言葉を使うのだと思っていた。「ゴミ」であるというのは知らなかった。しかも「頭や衣服」についている場合に使うのだ。
「部長、申し上げにくいのですが、ちょんちょこりんがついています」といった具合に使えばパーフェクトなのだろうか。
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