気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

国語辞典の「数列」は数学より難しい。

数学系の話が続く。今回は「数列」を引いてみた。最初に『大辞泉』を見て、まったく意味がわからなくて笑った。

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1番目の語釈に曰く「2、3か5、6ぐらいの列。いくつかの列」。わかんねーよ、こりゃ。いや、嫌味とかではなく、ほんとうにぼくには意味がわからなかった。

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国語辞典の「ベクトル」と、チャート式の「ベクトル」

ふと、国語辞典で「ベクトル」を引いてみる。「国語辞典的」と数学の参考書の間に、ちょっと面白い違いがあるみたいだ。

まずは『岩波国語辞典』をみてみる。

Newton 今すぐわかる ベクトル

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ベクトル
(1)〔物理・数学〕大きさだけでなく、向きももった量。例、速度・力。
(2)〔数学〕要素を(縦または横に)一列に並べたもの。
▷(2)は(1)を抽象化した考え。

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「空目」は古語辞典に載ってる言葉

「空目」が国語辞典に載っているのに驚いたのが昨日の段階。

そして用例をみると古そうなので、今日は古語辞典をみた。そしたらみごと載っていたよ。

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音楽用「レコード」関連は、近々大改訂するんだろうな。

ランダムハウス英和大辞典』をめくっていた。であったのは「EP」だ。

曰く、EPとは「1分間45回転のレコード」。

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風呂敷はなぜ「風呂」敷というの?

「風呂敷」ってのはぼくの世代のちょっと前まで「一般的」な道具だったと思う。ぼくの世代(ちょうど50歳だ)あたりから使わなくなったんじゃないかな。

ふろしきスタイル 使い方決定版 (生活実用シリーズ)

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ところでこの風呂敷。なぜ「風呂」敷というのだろう?

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「ティッシュ」on 国語辞典

以前、「ちり紙」の記事を投稿した。「ちり紙」についてはわかったんだけど、そういえば「ティッシュ」は国語辞典にてどのように扱われているんだろう?

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と、思って最初にみてみたのは『新明解』だ(上の写真)。

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「もぬけの殻」の「もぬけ」ってなんだ?

ふと「もぬけの殻」の「もぬけ」が何なのか気になった。そう、50年間、知らずに生きてきたのだ。

「蛻の殻」という漢字であることも今日はじめて知ったところ(下の写真は『新明解漢和辞典』)。

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「小上がり」は怖い場所?

最初に『岩波国語辞典』をみてちょっと吹き出した。

こあがり【小上がり】
小料理屋などで、腰掛け席とは別に設けた、奥行きのない畳敷きの客席。

「奥行きがない」部屋ってのはないと思う。ガヴァドンじゃないんだから。

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