気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「らほつニット」とか言われてもな^^

東京国立博物館に「平安の秘仏」を見に行った。「地蔵」に興味を持っていったんだけど、その観点からも面白かったな。本当は「十一面観音菩薩坐像」がメインらしいんだけど^^。

まあしかし。「秘仏」について語る知識は持たない。そこで売店での話。気になったのが「らほつニット売り切れました」だな、やっぱり。

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辞書的な「週末」ってのはいつ?

国語辞典は「週末」をどう定義しているのかな、とちょっと興味をもった。まあ「土日のこと」なんてあっさり書いてあるのだろうと予測した。しかし辞書を見てみると意外に面白い。

たとえば『新明解』はこんな感じ。

しゅうまつ【週末】
その週の終り。〔日曜から週が始まると考えた場合も、月曜から週が始まると考えた場合も、土曜の午後もしくは金曜の夕方から日曜にかけての仕事休みを指す〕

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国語辞典の「数列」は数学より難しい。

数学系の話が続く。今回は「数列」を引いてみた。最初に『大辞泉』を見て、まったく意味がわからなくて笑った。

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1番目の語釈に曰く「2、3か5、6ぐらいの列。いくつかの列」。わかんねーよ、こりゃ。いや、嫌味とかではなく、ほんとうにぼくには意味がわからなかった。

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国語辞典の「ベクトル」と、チャート式の「ベクトル」

ふと、国語辞典で「ベクトル」を引いてみる。「国語辞典的」と数学の参考書の間に、ちょっと面白い違いがあるみたいだ。

まずは『岩波国語辞典』をみてみる。

Newton 今すぐわかる ベクトル

Newton 今すぐわかる ベクトル

 

ベクトル
(1)〔物理・数学〕大きさだけでなく、向きももった量。例、速度・力。
(2)〔数学〕要素を(縦または横に)一列に並べたもの。
▷(2)は(1)を抽象化した考え。

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「空目」は古語辞典に載ってる言葉

「空目」が国語辞典に載っているのに驚いたのが昨日の段階。

そして用例をみると古そうなので、今日は古語辞典をみた。そしたらみごと載っていたよ。

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音楽用「レコード」関連は、近々大改訂するんだろうな。

ランダムハウス英和大辞典』をめくっていた。であったのは「EP」だ。

曰く、EPとは「1分間45回転のレコード」。

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風呂敷はなぜ「風呂」敷というの?

「風呂敷」ってのはぼくの世代のちょっと前まで「一般的」な道具だったと思う。ぼくの世代(ちょうど50歳だ)あたりから使わなくなったんじゃないかな。

ふろしきスタイル 使い方決定版 (生活実用シリーズ)

ふろしきスタイル 使い方決定版 (生活実用シリーズ)

 

ところでこの風呂敷。なぜ「風呂」敷というのだろう?

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「ティッシュ」on 国語辞典

以前、「ちり紙」の記事を投稿した。「ちり紙」についてはわかったんだけど、そういえば「ティッシュ」は国語辞典にてどのように扱われているんだろう?

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と、思って最初にみてみたのは『新明解』だ(上の写真)。

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