「アルベド」。いかにもテクニカルタームっぽくて、知らなくてもOKっぽい言葉だよね。あるいはもしかすると「アルファベット」のロシア語発音かと思ったり^^。
「アルベド」とは「反射能」。太陽からの放射エネルギーをどのくらい反射するかの割合。
— maeda, h (@torisan3500) 2022年5月6日
"地球は全体としておよそ30%ほどであるが,地表の状態によって地域的に異なったアルベドを示す。雪氷上では50~80%,草原では30%以下,森林では10%以下などという値がある。"
via 旺文社 地学用語集
でもいろんな辞書に載ってるし、さらに流行系(?)な言葉だし、ぼくたちが知っていてもおかしくはない言葉らしいよ。
上に引いたのは「地学用語集」だけど、一般的な辞書である『大辞泉』なんかにも載っている。
アルベド【albedo】
1 惑星や衛星に入射する太陽光のエネルギーと、反射光のエネルギーとの割合。一般に大気が多いほど大きく、地球は0.30、月は0.07。反射能。
2 柑橘類の果実の皮にある、白い繊維状の組織。
一般的には、太陽エネルギーの反射率を示すのに使われるらしいよ。
ツイートで引いた地学用語集からさらに引く。
温暖化によって地表の雪原や氷原が消失すると,アルベドが小さくなって,ますます温暖化が進むことになる。
全球凍結とか、そんなことに関する用語みたいだね。ちなみに「アルベド」は英語で、「あるびーどぅ」みたいに発音するみたい。
「あるぴーどぅ」みたいな発音なんだな。via ランダムハウス英和大辞典(抄)
— maeda, h (@torisan3500) 2022年5月6日
> al・be・do
[ælbídou]
n. (pl. al・be・dos)
1 〔天文〕 アルベド,反射能[係数]:惑星,衛星などの反射光と入射光との比.
2 〔気象〕 アルベド,日射の反射率:入射光に対する地表や大気による反射光の比率. …
ちなみにこの『地学用語集』。ぼくが無知なせいもあるんだけど、読み始めるとなかなかとまらないよ^^。
たとえば「アンモナイト」は次のような感じ。
旺文社 地学用語集より「アンモナイト」より(抄)。
— maeda, h (@torisan3500) 2022年5月6日
> 祖先は古生代デボン紀に出現し,中生代白亜紀に絶滅した。…現生のオウムガイとよく似ている。…直径が最大2.5mのものまで発見されている。日本ではその形から菊石とも呼ぶ。
他にも、、、ってかね。つまらない用語がひとつもない(笑)。すべての用語定義に感動したり笑ったり納得したり。GWに発見した本の中で一番満足できる本だった。
「アルベド」。そのうち誰か小説家が作品にするかもしれないね。