「野晒し」(のざらし)という落語がある。
柳家小三治II-1「野晒し」-「朝日名人会」ライヴシリーズ42
- アーティスト: 柳家小三治
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/06/20
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
個人的には話は好きじゃない。ただ話の中で演じられる「サイサイ節」に注目すれば、(面白い人がやれば)本当に面白く感じられる。
タイトルは一般的に「野晒し」ないし「野ざらし」と表記されるけれども、噺の中に「人骨野晒し」という言葉が出てくる。
「野晒しになった人骨」の意味だと思っていた。
しかし、たとえば『大辞泉』第二版をみてみる。2つ目の語釈は次のようになっている。
風雨にさらされて白骨化した人間の骨。特に、その頭骨。されこうべ。
なるほど。「野晒し」自体に「人骨」の意味があるわけだ。すると噺に出てくる「人骨野晒し」は「人骨、野晒し」なのかな。
面白い発見だった。