ちょっと前の国語辞典を何冊か眺めていた。すると、「パプリカ」とは「粉末」なのだと主張する辞書が多くてちょっと驚いた。
多くの国語辞典で、パプリカは「粉末である」と定義されている。
— maeda hiroaki (@torisan3500) January 25, 2020
写真は明鏡。 pic.twitter.com/mAac9svOUb
上の写真は『明鏡国語辞典』。『日本国語大辞典』の現行版にも「粉末である」旨が記されている。
パプリカ
({フランス}paprika )
香辛料の一つ。ハンガリー産甘味種の赤唐辛子の粉末。サラダのドレッシングや卵・鶏・野菜料理などに使う。
ま、日国は新版になってから長いしなあ。でも国語辞典年代的に(地質学年代的に、みたいな^^)「ちょっと前」には、パプリカとは「粉末」のものであったのだなあ。
ちなみに『広辞苑』の最新版(七版)では「粉末」ではなくなっている。
パプリカ
トウガラシの一品種。辛味はなく、食用。香辛料。カラー・ピーマン。
食文化的に、パプリカが一般的になったのはいつのことなんだろうね。料理になんの興味も持ってこなかったぼくにはちょっとわからない。
米津玄師 MV「パプリカ」Kenshi Yonezu / Paprika